2008/01/20 最終話「クライマックスは続くよどこまでも」

 デスイマジンに追い詰められるゼロノス・ゼロフォーム。そのとき上空が怪しい光を放ち始めた。まるですべてを破壊したあの時と同じだ…。変身を解除した侑斗(中村優一)は慄然とする。
「こんな時間、全部キレーに吹き飛ばしてやる」。
 カイ(石黒英雄)が天空を見上げているそのとき、良太郎(佐藤健)とモモタロス(声・関俊彦)がデンライナーから降り立った。
「この時間は、絶対消させない」。
 良太郎はモモタロスに「最後まで一緒に戦ってくれる?」と初めて望みを口にする。
「お前の望み、聞いたぜ」。
 固く見詰め合うと、良太郎は電王ライナーフォームに変身。モモタロスとともにあふれるイマジンの群れの中に突っ込んでいく。

 なんとかカイの野望を阻止しようとするライナーフォームだが、デスイマジンの強烈な一撃に手も足も出ない。しかし、ライナーフォームはカイに飛びつくと、そのままビルの屋上からダイブ。変身を解除した良太郎はリュウタロス(声・鈴村健一)に救われるが、再びすべてが破壊されてしまった。
 満足げに大の字に倒れているカイ。しかし、周囲のビルは残ったまま。ほんの一部が崩れたに過ぎなかった。

 理由は愛理(松本若菜)と桜井侑斗が記憶から消した生まれてくる赤ん坊=未来の特異点が存在していたから。誰の記憶にも残らなかった子供が未来とをつなぐカギだったのだ。その愛理と桜井侑斗の子供、それこそハナ=コハナ(松元環季)だった。

 標的をコハナに絞り、怒りも露に襲い掛かるカイとイマジンたち。侑斗はデネブから最後のカードを受け取りゼロノスに変身。良太郎もナオミ(秋山莉奈)が連れてきたウラタロス(声・遊佐浩二)、キンタロス(声・てらそままさき)、さらにはジーク(声・三木眞一郎)と戦いに加わる。
 リュウタロスのガンフォーム、キンタロスのアックスフォーム、ウラタロスのロッドフォームと次々と変身して戦う良太郎。最後はソードフォームとなるとすべてのパワーを一つに集めた「俺の必殺技ファイナルバージョン」でデスイマジンにとどめを刺す。

 一瞬にしてカイ、イマジンが消え去り地上には平穏が。やはりモモタロスも、ウラタロスも、キンタロスも、リュウタロスも、そしてデネブもいなくなってしまった…。
 悲しみに沈みこむ良太郎、そして侑斗。が、モモタロスらは消えなかった。オーナー(石丸謙二郎)は「彼らが共に過ごした時間と記憶が、彼らを存在させる」とモモタロスらが消えなかった理由を説明する。

 侑斗が最後のカードを使ったことで桜井侑斗の存在は消えてしまった。愛理は涙を流しながらも消えていく桜井侑斗に未来での再会を誓う。

 良太郎はオーナーにパスを返却。デンライナーから降りることになった。ミルクディッパーにも尾崎(永田彬)、三浦(上野亮)がやってくるにぎやかな日常が戻ってきた。侑斗とデネブ、コハナ、ウラタロス、キンタロス、リュウタロス、ナオミ、そしてオーナー…。すべての仲間たちに自転車に乗りながら別れを告げる良太郎。最後までよそ見をしていたモモタロスも思い切り手を振った。
「また会おうぜ!」。
 良太郎は空へと消えていくデンライナーをいつまでも笑顔で見送っていた。


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脚本:小林靖子
監督:長石多可男
アクション監督:宮崎剛