仮面ライダーディケイド

STORY

第11話 「555つの顔、1つの宝」

 ファイズギアはある企業によって開発された貴重なお宝。そう言ってタクミ(制野峻右)のファイズギアを狙う大樹(戸谷公人)と、士(井上正大)は激しく対立する。
 しかし、自らがウルフオルフェノクであることをさらしてしまったタクミはファイズギアをつかむとオートバジンを呼び出し、由里(緑友利恵)を乗せて逃げ去ってしまう。

 信頼していたタクミがオルフェノクだったとは…。ショックを隠せない由里は思わずタクミを遠ざけようとしてしまう。
「なんで……オルフェノクなの…」。
 由里の問い掛けに答えることができないタクミは、もう意味はないとファイズギアを川へ投げ捨ててしまう。

 士のカメラを返しに来た由里は、士やユウスケ(村井良大)、夏海(森カンナ)の前で「私の知っているタクミの顔は…本当の顔じゃなかった」とこぼす。が、士は「本当の顔なんて、誰にも写せない」と由里を元気づける。

 一方、大樹はタクミの前に現れるとファイズギアを渡せと迫る。そこへ川から拾ったファイズギアを手にした士がやってきた。
「そいつにはファイズギアより大切なものがある」。
 そんな士の言葉が理解できない大樹は士からライドブッカーを奪うが、そのとき鳴滝(奥田達士)が現れ士を異世界へと連れ去ってしまった。

 そのころスマートブレイン・ハイスクールでは百瀬(三浦涼介)らラッキークローバーが本性を現し、オルフェノクとなると次々と生徒を襲っていた。追い詰められた生徒たちにタイガーオルフェノクらが迫る。そこへタクミが駆け込んできた。タクミはウルフオルフェノクに変身すると、生徒たちの冷たい視線を浴びつつもタイガーオルフェノクらに一人戦いを挑む。

 ディケイドに変身できない士は鳴滝が用意した仮面ライダーリュウガに追い詰められていた。が、そこへキバーラから情報を得た大樹がやってきた。大樹はディエンドに変身すると、キバを呼び出しキバアローでリュウガを粉砕。元の世界に士とともにもどってくると、士にライドブッカーを渡しファイズギアを奪い取る。しかし、ファイズギアにまったく執着を見せない士に大樹は苛立ちを露にして…。

 自分がいいと思ったものを由里も同じように感じてくれた。だからそんな由里の夢を守りたい…。タクミはウルフオルフェノクとして戦いながらも必死で由里のカメラを守ろうとする。
 士はそんなタクミの思いを守ろうとディケイドに変身。さらにファイズギアよりも大切なものが見たいと大樹も合流、ディエンドとなってタイガーオルフェノクらに向かっていく。そして、最後はディケイドがファイズブラスターでオルフェノクを粉砕。戦いに勝利する。

 変身を解除しウルフオルフェノクに戻ったタクミは静かに由里の前から去ろうとするが、そんなウルフオルフェノクに由里が声をかけた。
「私の夢、守るんなら、写真集だすまで付き合いなさいよ」。
 ウルフオルフェノクはタクミに戻ると、うれしそうに由里を振り向いた。
 そんな2人の姿をカメラに収めた士。しかし、士ら一行は早くも次の世界へと進もうとしていた。新たな獲物を探す大樹とともに…。

  • ストーリー写真
  • ストーリー写真
  • ストーリー写真
  • ストーリー写真
  • ストーリー写真
  • ストーリー写真
脚本:會川昇
監督:柴崎貴行
アクション監督:宮崎剛
(ジャパンアクションエンタープライズ)
平成仮面ライダー10周年
(c)2009 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映 石森プロ 東映