題名のない音楽会

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2017.12.09

フィギュアスケートの音楽会2017

大好評の「フィギュアスケートの音楽会」第3弾!現在グランプリシリーズが開催されており、活躍が期待される日本勢の今シーズンの勝負曲を、日本を代表する音楽家たちが選手たちの映像に合わせて生演奏しました。プロ・フィギュアスケーターの小塚崇彦さんの解説も注目でした。
♪小塚崇彦、多久潤一朗、松永貴志、紺野紗衣、三ツ橋敬子、横浜シンフォニエッタ ほか

出演者

小塚 崇彦  こづか たかひこ /プロ・フィギュアスケーター
1989年、愛知県生まれ。元五輪代表の父のもと、5歳からスケートを始める。2005-06シーズン、Jr.GPファイナル・世界ジュニアフィギュアスケート選手権で優勝。2010年はバンクーバー五輪に出場、8位入賞。世界フィギュアスケート選手権は計7回出場し、2011年の大会では2位に。全日本フィギュアスケート選手権には連続12回出場し、2010年大会の優勝をはじめ、7回表彰台に上がる。2016年にトヨタ自動車へ入社。現在はフィギュアスケートの解説や教室講師等、活動の幅を拡げている。

多久 潤一朗  たく じゅんいちろう /ピッコロ
無数の特殊奏法や民族楽器の奏法を駆使し自作自演を軸に活動中。東京藝術大学在学時より現代音楽を中心に活動を始め、国内外の作曲家の新作初演を多数手がける。“現代音楽のスペシャリスト”として新日本フィルハーモニー管弦楽団はじめ数々のオーケストラと協奏曲を共演した。また自身がリーダーを務める次世代型フルートアンサンブル『MAGNUMTRIO(マグナムトリオ)』は国内ツアーは元よりイギリスやカナダ、韓国他様々な国の音楽祭からオファーを受け招待公演を行なっており、2014年には国立新美術館『オルセー美術館展』公式タイアップアーティストとして多数のコンサートを行い、CM曲を提供した。TV、CMなどのレコーディングも多く、先年ヒットした映画『のだめカンタービレ』の日本武道館公演では首席フルート奏者兼『ラプソディ・イン・ブルー』のピアニカソリストも務めた。今期のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』のフルートも担当している。

松永 貴志  まつなが たかし /ピアノ
17歳でメジャー・デビュー。全米及びヨーロッパ、アジア各国で「STORM ZONE」を発表。NYブルーノート・レーベル75年の歴史上、ジャズの帝王マイルス・デイビスの記録を塗り替え最年少リーダー録音記録樹立。テレビ朝日系「報道ステーション」前テーマ曲など数々のTV番組曲を担当。パリの文化省トップから「彼のピアノは世界を驚愕させる」と評価される。抜群のリズム感と圧倒的なピアニズムは世界中から高い評価を得ている。出光音楽賞受賞。

紺野 紗衣  こんの さえ /ピアノ
3歳よりピアノに親しむ。学生時代にはバンド活動の傍ら、フランスものを中心とした近現代音楽作品の演奏にものめりこむ。現在、フリーのピアニスト、キーボーディストとしてレコーディングへの参加やコンサートサポートを行う。2004年、自身のミニアルバム「element」を発表。映像音楽にも多数参加。主な作品にNHK朝の連続テレビ小説「おひさま」、TBSドラマ日曜劇場『半沢直樹』などがある。繊細かつ大胆なその表現のダイナミックレンジには定評があり、実力派シンガーからの信望も厚い。2015年「YOSHIDA MINAKO GLORIOUS CONCERT “calling”」において、全編パイプオルガンで参加。2009年一青窈with東京フィルハーモニー交響楽団コンサートをきっかけにオーケストラアレンジも手がけるようになる。ピアノ1本からバンド、フルオケまで、様々なフォーマットの中での音の風景を楽しんでいる。

三ツ橋 敬子  みつはし けいこ /指揮
東京藝術大学及び同大学院を修了。ウィーン国立音楽大学とキジアーナ音楽院に留学。第10回アントニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクールにて日本人として初めて優勝。第9回アルトゥーロ・トスカニーニ国際指揮者コンクールにて女性初の受賞者として準優勝。併せて聴衆賞も獲得。第12回齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞。これまでに国内の主要オーケストラへ客演する他、ヨーロッパでの定期演奏会にも客演を重ねている。2016年8月にはタン・ドゥン(指揮)と共にサントリーホール30周年記念 国際作曲委嘱作品再演シリーズで「武満徹:ジェモー(双子座)」を指揮し成功に導いた。

横浜シンフォニエッタ /オーケストラ
フランスのナントで行われている音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ・ド・ナントに日本のオーケストラとして初めて招聘されるなど、国内外で活発な活動を展開している。2013年横浜文化賞文化・芸術奨励賞を受賞。2014年サントリーホール公演にて皇后陛下に御臨席を賜る。2015年韓国・統営・国際音楽祭2017年モスクワ・ロストロポーヴィチ国際音楽祭に登場。1998年の創立当初より音楽監督に山田和樹を擁する。

楽曲紹介

♪1:羽生結弦 / 映画「陰陽師」より「SEIMEI」

作曲: 梅林茂
編曲: 三宅一徳
ピッコロ: 多久潤一朗
指揮: 三ツ橋敬子
演奏: 横浜シンフォニエッタ
キーボード: 紺野紗衣/大迫杏子
パーカッション: 萱谷亮一/大場章裕/野崎めぐみ

♪2:宇野昌磨 / 「四季」より「冬」

作曲: A.ヴィヴァルディ
編曲: 三宅一徳
ヴァイオリン: 神谷未穂
指揮: 三ツ橋敬子
演奏: 横浜シンフォニエッタ
キーボード: 紺野紗衣

♪3:本田真凜 / 「The Giving」

作曲: M・W・スミス
編曲: 三宅一徳
ピアノ: 紺野紗衣
指揮: 三ツ橋敬子
演奏: 横浜シンフォニエッタ

♪4:小塚崇彦 / 「ピアノ協奏曲 第1番」

作曲: F.リスト
編曲: 三宅一徳
ピアノ: 松永貴志
指揮: 三ツ橋敬子
演奏: 横浜シンフォニエッタ

偉人たちが残した言葉

フィギュアスケーターはアスリートとして競い 同時にアーティストとして演じなければならない
~ジョニー・ウィアー~