題名のない音楽会 毎週日曜あさ9時放送

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2015.11.22

ゲーム音楽史の音楽会

近年、伝説的なゲームの音楽を独立させたコンサートが世界的に流行っています。そのゲーム音楽の原点と言っても過言でない「スーパーマリオブラザーズ」が今年30周年を迎えるなど、ゲーム音楽はさらに盛り上がりをみせています。そこで本日の音楽会は「ファイナルファンタジー」シリーズの作曲者植松伸夫さんをお迎えし、ゲーム音楽の進化を紐解いていきました。
♪植松伸夫、紫吹淳、栗田博文、シエナ・ウインド・オーケストラ

出演者

植松 伸夫  うえまつ のぶお /作曲家
「ファイナルファンタジー」シリーズをはじめ数多くのゲーム音楽を手掛ける。「ファイナルファンタジーⅧ」のテーマ曲「Eyes On Me」では1999年度第14回日本ゴールドディスク大賞において「ソング・オブ・ザ・イヤー(洋楽部門)」を受賞。2001年にはアメリカ「Time」誌にて音楽における「革新者」の一人として紹介され、2013年にはイギリスのクラシック専門放送局“Classic FM”のランキング「Hall of Fame(栄誉の殿堂)」において「ファイナルファンタジー」のサウンドトラックで第3位を獲得。近年では日本国内をはじめ世界各国でオーケストラコンサートや自身のバンド“EARTHBOUND PAPAS”によるライブイベントを開催し好評を博す。

紫吹 淳  しぶき じゅん /女優
宝塚音楽学校を卒業後、1986年「レビュー交響楽」で宝塚初舞台を踏み、1992年「スパルタカス」新人公演で初主演に挑戦。数々の作品で主役に抜擢され、2001年、宝塚歌劇団月組のトップに抜擢。2004年3月、宝塚歌劇団退団。2004年4月、「女優宣言お披露目記者会見」を行い、女優としてデビュー。

栗田 博文  くりた ひろふみ /指揮者
1988年、第23回東京国際音楽コンクール指揮部門において第1位優勝。1995年、第1回シベリウス国際指揮者コンクール(フィンランド)の最高位に輝く。同年、フィンランド放送交響楽団より招かれ、ヨーロッパデビューを果たし大好評を博す。クラシック音楽の古典から現代作品まで、幅広いレパートリーを持つほか、様々なジャンルとのコラボレーションも積極的に行っている。今後の活躍がさらに注目されている指揮者である。

シエナ・ウインド・オーケストラ
1990年に結成されたプロフェッショナルのウインド・オーケストラ。首席指揮者に佐渡裕を擁し、最近では宮川彬良や青島広志など多彩な指揮者を迎えるなど、よりいっそう充実した活動を全国各地で展開している。テレビ朝日系列「題名のない音楽会」をはじめとする各メディアへも出演。エイベックス・クラシックスから多数リリースされているCDやDVDの大ヒットで注目を集めているほか、文京区や学校法人尚美学園と提携し、地域と密着したユニークな活動も展開している。

楽曲紹介

♪1:『スーパーマリオブラザーズ』(1985年)

作曲: 任天堂株式会社
編曲: 星出尚志
指揮: 栗田博文
演奏: シエナ・ウインド・オーケストラ

♪2:『ファイナルファンタジーⅤ』より「マンボdeチョコボ」(1992年)

作曲: 植松伸夫
編曲: 佐藤泰将
指揮: 栗田博文
演奏: シエナ・ウインド・オーケストラ

♪3:『モンスターハンター』より「英雄の証」(2004年)

作曲: 甲田雅人
編曲: 森田一浩

『パズル&ドラゴンズ』より「Departure」(2012年)

作曲: 伊藤賢治
編曲: 山下康介

指揮: 栗田博文
演奏: シエナ・ウインド・オーケストラ

♪4:『ファイナルファンタジー』より「メインテーマ」(1987年)

作曲: 植松伸夫
編曲: 佐藤泰将
指揮: 栗田博文
演奏: シエナ・ウインド・オーケストラ

♪5:『ゼルダの伝説』より「メインテーマ」(1986年)

作曲: 任天堂株式会社
編曲: 山下康介
ヴァイオリン: 五嶋龍
指揮: 栗田博文
演奏: シエナ・ウインド・オーケストラ

今日の格言

ひとつのことに夢中になるのが僕の幸せになるための手段なのです
~植松伸夫~