題名のない音楽会 毎週日曜あさ9時

10月14日の放送内容

大阪市音楽団はじめて物語〜ぶかぶかどんどん1世紀

日本最古の吹奏楽団で「日本3大吹奏楽団」の一つである “市音”の愛称で親しまれている大阪市音楽団を特集しました。市音のアーティスティック・ディレクター宮川彬良さん、吹奏楽界の名物先生である丸谷明夫さんといった吹奏楽界の大スターと共に、市音が築き上げた音楽文化をご紹介しました。
♪宮川彬良、丸谷明夫、大阪市音楽団

出演者

○宮川 彬良  みやがわ あきら /作曲家・舞台音楽家 東京藝術大学在学中より劇団四季、東京ディズニーランドなどのショー音楽を担当。その後、数多くのミュージカルなどを手掛け、舞台音楽家としての地位を確立。代表作に『ONE MAN'S DREAM』、『マツケンサンバII』、『身毒丸』、『ザ・ヒットパレード』などがある。また、日本全国で演奏活動も行っており、自身で作曲、編曲、指揮、ピアノ演奏、解説を行いながら進めるコンサートは、定評がある。2003〜10年NHK教育テレビ「クインテット」、09〜10年NHK-BS2「どれみふぁワンダーランド」、11〜12年NHK-BSプレミアム「宮川彬良のショータイム」など。


○大阪市音楽団 大阪市音楽団は、1923年の誕生以来『市音(しおん)』の愛称で市民の楽団として親しまれている交響吹奏楽団です。大阪市公式行事での演奏をはじめ、「定期演奏会」「たそがれコンサート」「ランチタイム・コンサート」「シティホールコンサート・音楽の通り道」、こどものための「音楽鑑賞会」「吹奏楽講習会」、最新の情報を提供する「吹奏楽フェスタ」「ニュー・ウィンド・レパートリー(CD制作)」などの幅広い活動を通して、市民の情操教育や音楽文化の向上と発展のために力を注いでいます。また依頼演奏においては、「宮川彬良&大阪市音楽Dahhhhn!」「全日本吹奏楽コンクール課題曲参考演奏の録音・録画」「選抜高等学校野球大会入場行進曲の録音」「大相撲春場所千秋楽での式典演奏」および各都市での演奏会や吹奏楽講習会など、多方面からの要望にも応えています。これまでに3度の大阪文化祭賞、日本民間放送連盟賞、日本吹奏楽アカデミー賞演奏部門賞、大阪芸術賞を受賞。2003年より秋山和慶氏が特別指揮者・芸術顧問に、2007年からは小松一彦氏が首席客演指揮者に、2010年からは宮川彬良氏がアーティスティック・ディレクターに就任。


○丸谷 明夫  まるたに あきお /大阪府立淀川工科高等学校吹奏楽部顧問 1945年9月5日滋賀県生まれ。日本の吹奏楽界で人気・知名度ナンバー1の指導者として名高い。大阪府立淀川工業高等学校(現:淀川工科高等学校)吹奏楽部を指揮して「全日本吹奏楽コンクール」に特別演奏、特別表彰を含み30回以上出場(全国最多の金賞受賞・普門館出場)。全国大会の模様を収録したビデオや、吹奏楽の月刊マガジン、吹奏楽専門誌の記事により全国に多くのファンを持つ。それゆえ各地からの演奏依頼も多く、2010年11月岡山県で開催された「第25回国民文化祭・おかやま2010−吹奏楽の祭典」では「スペシャルコンサート」を受け持つなど、招待演奏旅行を行っており、好評を博している。また、全日本高等学校選抜吹奏楽団の指揮者としてアメリカやメキシコ、ヨーロッパ各地へ遠征も行っている。顧問を務める淀川工科高等学校吹奏楽部では200名近くの部員を3グループに分け、独特の指導と運営により、楽しく活気に満ちた部活動を展開。毎年1月大阪で開催される「淀工グリーンコンサート」は、1万人を超える動員を誇っている。その魅力に満ちた活動内容はメディアでも大きな注目を集め、放送で特集として取り上げられる機会も多い。