2010年10月2日(土) よる 7:00 〜 よる 9:21

大地疾走

番組概要

 2008年、ATP賞優秀賞・特別賞を受賞した「天空のロストワールド」(テレビ朝日)で南米ギアナ高地を旅した大沢たかお。彼が再び旅に出た! 今回放送される大型ドキュメンタリー番組「大地疾走」で、大沢は国際生物多様性年である2010年にちなみ、「多様性の大地」と呼ばれるアフリカ大陸へ。アフリカ随一のパワースポット、レンガイを目指す。現地語で"神の山"を意味するレンガイは、我々の祖先ヒトが生まれた大地溝帯にある生きた活火山だ。その地を訪れるため、大沢はアフリカの大地へ向かった。23日間もの長期にわたる今回の旅を「連れて行かれる旅ではなく、自ら切り拓く旅にしたい」と大沢。彼は自らランドクルーザーを運転し、ザンビア〜ボツワナ〜ナミビア〜ルワンダ〜タンザニアをまたぐ5000キロの旅に繰り出す。
 水のパワー、大地のパワー、生命のパワー…。そんなアフリカ大陸に息づく"多様性"から、大沢は何を掴み取るのか!?

大沢たかお コメント

 アフリカの地へ一歩踏み出した時は、日常の様々なものから解き放たれた感覚でした。ビクトリアの滝に立った時には、以前行った南米のエンジェルフォールとは違い、力強さが印象的で、元気をもらいました。また、活火山レンガイの火口を見下ろすと、そこに広がる世界には雄大さもあるけれど、一瞬で大地の形を変えてしまう、ある強烈なエネルギーを感じました。
 ゴリラは、人間と遺伝子がわずか2%しか違わないと聞いていましたが、本当に家族のように暮らしていて、他の動物たちとは違う共感のようなものを感じます。また、砂漠と聞くと死のイメージだったけれど、ゾウだけでなく、そこで懸命に生きている様々な生物たちに"生"を感じました。いろんな動物たちを近くで感じましたが、野生であればあるほど恐怖はありました。
 ただの旅案内、自然発見だけではなくて、今この時代この場所に生きている自分たちにとって、意味があり、そして何か気付きのある、一歩踏み込んだ旅番組になればと思います。