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2010年9月4日

♯66「「さらば警察」第二章・・・」編集後記

「元愛媛県警の仙波さんが阿久根市長に会う。副市長にという提案があるー」
そんな情報を得たのは、7月初めのこと。阿久根市の竹原信一市長を新聞やテレビでしか知らなかった私にとっては、「防衛大学出身で、マスコミを選別し、議会を軽視する独裁者的存在で、議員の人気投票をするなど変わった市長」。
そんな印象しかなかった。だからこそ、仙波さんが市長の何に惹かれたのか本当に知りたくなり、取材に動き出した。


7月10日、初対面の竹原市長にカメラを向けた。「好きではない」と言いつつ、仙波さんが同席していたこともあり撮影を許してくれたが、「仙波さんは、市長の何に惹かれたのか?」正直、この段階ではまだよくわからなかった。
しかし取材を進めると市長の「別の顔」が次々浮かび上がってくる…阿久根市の抱える問題に憤りを覚え、一市民として2年半、市議時代に2年半、市の全戸にビラを一人で撒いていた。阿久根の政務調査費問題でテレビ朝日スーパーモーニングの取材も受けていた(放送には出なかったが…)
竹原市長は、この地で地道な政治活動を一人で行なってきたのだー。
しかし、それは絶望的な闘いでもあった。ビラをまともに読んでもらえない現実。市長の家族は市の公共事業を請負う建設業者だったが、父親から「クビ」を宣言されたりもしたという。


仙波さんはそんな市長の話に耳を傾け、「彼の"市民のために"という姿勢は本物だ」と判断したという。ただその手法や言動には誤解を招く言葉も多い。
「このままでは市長がつぶれる」と思い、仙波氏は副市長を引き受けることにした。仙波副市長と竹原市長がどこまで一緒に、何をやるのか?阿久根市民、鹿児島県民、日本国民がじっと注視している。取材を継続したい。

(田中伸夫)