#071    2004年2月28日放送
BS朝日: 3月5日(金)よる10時〜放送
    3月6日(土)あさ9時〜放送
国  名:ニュージーランド
NZで牛丼に勝負をかける!
〜花と緑の庭園の街〜

tv asahi
竹内さん一家プロフィール
竹内  正和(31歳)
    マキ(34歳)
    世成[せな](2歳)
     
放 送 内 容

今回の地球家族は、ニュージーランドはクライストチャーチで牛丼に勝負をかける竹内正和さんとその家族。ニュージーランド南島最大の都市クライストチャーチは、庭園の街「ガーデンシティ」という別名を持ち、緑と花に包まれた美しい町。150年前、イギリス人におって築かれたこの街は、イギリスよりもイギリスらしい町と言われています。



竹内さんは、三ヶ月前にクライストチャーチの中心地に「サムライ・ボウル」をオープンさせました。日本で牛丼を週に5〜6日は食べていたという竹内さんは、牛丼でNZに勝負を挑むことにしたのです。お店をオープンさせるのに一番の問題となったのが、牛肉です。ニュージーランドビーフは通常ステーキにするような厚い肉が一般的で牛丼に合うような薄切り肉は出回っていなかったのです。なんとか薄切り肉を手に入れる手段を見つけた竹内さんは、初めての牛丼作りに取り組みました。



竹内さんは高校卒業後、北海道から上京して仕事を転々としていましたが、1995年22歳のときにオーストラリアのワーキングホリデーでマキさんと出会いました。帰国後交際を始め、1996年に結婚。そして、偶然目にした写真のクライストチャーチの美しさに、クライストチャーチで暮らすことを即決し、いきなり移住しました。NZに来てからは、免税店で働きながら資金を貯め、昨年11月、念願の牛丼やオープンにこぎつけたのです。やっとの思いでためた資金は150万円。内装工事などを業者に頼む余裕はなかったので、竹内さんが壁から床まで全て自分の手でリフォームしました。



ニュージーランドの人々は、全般的に日本人より甘い味を好むので辛くならないように味付けしています。ボリュームは日本でいう大盛りサイズ。値段は味噌汁付きで370円。これならば、地元定番のファーストフード、フィッシュ&チップとも対抗できます。ご飯の上に肉がトッピングされているというスタイルのものめずらしさも手伝って、地元のお客さんもだんだん増えてきました。



クライストチャーチでは、ガーデニングのコンテストが盛んです。賞を取った一般家庭の庭を訪問するという「ガーデニングツアー」まであります。3時間で3箇所ほどまわり、料金は約二千円。花の一番綺麗な2月前後に毎年訪れるリピーターも多いそう。また、市内を流れるエイボン川を小船で遊覧する「パンティング」は、イギリス発祥の舟遊びで、自然を満喫できる楽しみとして観光客にも人気です。



ニュージーランドでは初めての牛丼屋「サムライ・ボウル」を開いて三ヶ月。お店の看板がやっと出来上がりました。夫婦で手作りした看板は二人の手でお店に取り付けられました。
竹内さんの夢は、ニュージーランドの人々に日本の食文化を伝えること。家計をやりくりするマキさんと世成くんと3人、これからも力を合わせて夢に向かっていくのでしょう。


竹内さんの牛丼店
Samurai Bowl(サムライ ボウル)
住所 : SHOP 1/140 GLOUCESTER STREET CHRISTCHURCH NEWZEALAND
TEL&FAX :64(国番号)3-379-6752
営業時間 :11:00〜20:00
※ガーデニングツアー、パンティングについては、各旅行代理店にお問い合わせください。番組には上記以上の詳しい情報はございません。
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