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#059 2003年11月29日放送
国  名:フランス
パリで世界一のパティシェを目指して!
〜お菓子のコンクールに挑戦〜


tv asahi
猿館さん一家プロフィール
猿館 英明 (29歳)
    佐智子 (27歳)

 
放 送 内 容
今回の地球家族は、フランスはパリでパティシェとして修業をしている猿館英明さんとその家族。
フランスはパリの中心部にある「ストレー」は、創業1730年のパリ一番の老舗菓子店です。このストレーで働くスタッフ25名の内、ただ一人の日本人である猿館さんは、まだ修業の身なので、お給料はもらっていません。300年の伝統と技術を吸収するため、無給で働いているのです。




猿館さんは奥さんの佐智子さんとの二人暮らし。猿館さん夫婦は友人の紹介で出会いました。結婚は4年前、英明さん25歳、佐智子さん23歳の時のことでした。収入がないため、1DKで家賃52000円のアパートでやりくりしながら生活をしています。生活を支えているのは日本で貯めた200万円のみ。佐智子さんは家計簿をきちんとつけて、無駄を省き、限りある所持金を有効に使うよう努力をしています。




猿館さんは、伝統あるお菓子コンクールのアメ細工部門に出品するため、アメ細工作りに挑戦しています。
アメ細工の道具にかかっているお金は30万円あまり。かなりな額ですが、二人の夢をかなえるための出費は惜しむわけにはいきません。本場フランスのコンクールで高い評価を得られれば、自分のお店を出す時に大きなプラスとなるのです。以前挑戦したときは残念ながら落選してしまったので、今回はなんとか当選したいと気合も入ります。




アメ細工作りは重労働です。160度に熱したアメを冷ましながら作るので手袋を三枚重ねにして、細かいパーツを一つ一つ丁寧に作っていくのです。今回のテーマはフランス北部のブルターニュ地方。ブルターニュ地方の特産物を作品のモチーフにしていきます。冷めたアメはもろいので、出来上がったアメ細工をこわさないよう細心の注意も必要です。




コンクール会場までは車で運びます。通常30分でいける道を1時間半かけてゆっくりと運びます。フランスは石畳が多いので、ゆっくり走っても振動が激しく、気が気ではありません。やっとの思いで会場につきました。細心の注意を払い慎重に運んだのに、なんと作品の一部が壊れていました。審査は二日後です。猿館さんの作品にはどんな評価がくだるのでしょうか?





審査結果発表の日。作品には順位が書かれた紙が貼ってありました。果たして結果は・・・?結果は堂々の2位。猿館さんは念願のパティシェとしての名誉を手にしたのです。
翌日猿館さん夫婦が向かったのは、大好きなモンマルトルの丘。二回目の挑戦でみごと2位に輝いた猿館さんを支えたのは佐智子さんです。
ケーキの本場、パリで夢を追いかける若い二人。夢の実現はもうすぐです。


スタジオで食べたケーキのお店
ダロワイヨ銀座店

住所:東京都中央区銀座2−6−16
TEL:03−3567−1930
H P:http://www.dalloyau.co.jp/
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