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#044 2003年8月16日放送
国  名:スリランカ
スリランカでジュエリー職人として頑張る日本人
〜最高級の輝きを世界のセレブに〜


TV-Asahi
大槻さん一家プロフィール
大槻 隆行(39歳)
    知子(31歳)
放 送 内 容
今回の地球家族は、スリランカはコロンボでジュエリーデザイナーとして頑張っている大槻さんとその妻、知子さんのご夫婦。
「インド洋の真珠」と呼ばれるスリランカは、北海道より一回り小さな、南国の島。紅茶の国として有名なスリランカは、宝石の国としても有名で、サファイアやルビーの産出量が世界でもトップクラスです。





大槻さんは大学時代から宝石に興味を持っていて、卒業してすぐに、宝飾関係の会社に就職しました。ジュエリー工場の工場長として安定した生活を送っていましたが、宝石の本場スリランカで自分の会社をおこしてみないかと誘われ、自分の夢と可能性に賭けたのです。
5年前にスリランカ人の共同パートナーと宝石会社を開いた大槻さんは、海外青年協力隊の一員としてスリランカに来ていた知子さんに出会いました。そして、知り合って2年後に結婚したのです。



大槻さんの会社は、原石の買い付けから指輪やネックレスといった宝飾品への加工・販売までを行っています。大槻さんはジュエリーの制作を担当しています。スリランカ人のパートナーは、宝石商の一家に生まれた宝石鑑定の達人です。
スリランカの人々にとって、宝石はアクセサリーというよりも、財産。とにかく、金で重たいものが人気でした。しかし、最近は外国の影響を受け、ファッションとして気軽に身につけられるジュエリーの需要が増えてきたのです。そんな時代の流れを受け、最近大槻さんのつくるジュエリーが注目を浴びるようになってきたのです。




そんな大槻さんに大きなチャンスがやってきました。なんと、スリランカの国民的女優、ジャナキーさんが大槻さんにジュエリーのオーダーを依頼してきたのです。日本でいえば、松嶋奈々子さんや常盤貴子さんといった大スター。予算は200万円。スリランカの平均的サラリーマンのおよそ10年分の収入に当たる金額です。成功すれば、名をあげるチャンスです。




メインの宝石はアクアマリンに決定しました。大槻さんたちはコロンボから車で3時間の場所にある「ラトゥナプラ」にアクアマリンを探しに行きました。ディーラーから買ったのは、150カラットはあると思われる巨大なアクアマリン。日本で買えば200万円は下らない代物です。このアクアマリンを使ってどんなジュエリーに仕上げるのか・・?ここからが大槻さんの腕の見せ所です。




一ヵ月後、やっと完成したジュエリーを抱えて、大槻さんはジャナキーさん宅に向かいます。初めて足を踏み入れる国民的女優の豪邸。大槻さんにとって今後のデザイナー生命を左右する審判が下されるのです。
ジャナキーさんは、アクアマリンと真珠で作られたネックレスを手に取りました。
その美しさに思わず声をあげるジャナキーさん。大槻さんにもやっと笑顔が浮かびます。
大槻さんはまた一つ夢に近づきました。


【大槻さんの会社】
D&O International Ltd.
TEL 94−74−720535
E−mail:dotrade@sol.lk

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