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#016 2003年1月25日放送
国  名:アメリカ
NYで日米のマラソンの架け橋となる日本人
〜夢は日本で世界大会!〜


TV-Asahi
古市さん一家プロフィール
古市勲(いさお)(44歳)
  ゆきえ(46歳)
放 送 内 容
今回の地球家族は、アメリカはニューヨークで日本マラソン界の窓口として活躍している古市勲さんとその妻ゆきえさんです。
世界的な大都市マンハッタンはマラソンの町で、1970年9月には、世界で初めての市民マラソン「ニューヨークシティマラソン」が開催されました。早朝からたくさんのランナーがセントラルパークで走っているのは、ニューヨークの有名な風景の一つになっています。
古市さんは今から18年前に「マンハッタンで働きたい!」と、単身アメリカにやってきました。その後コックとして働き始め、運動不足解消のためにセントラルパークで走るうちにその魅力にとりつかれたのです。




現在古市さんは、マラソン雑誌「ランナーズ」のニューヨーク代表として大会の取材をしたり、日本の有名選手のコーディネートやサポートをして、日米のマラソン界の架け橋となっています。
古市さんとゆきえさんの出会いはマンハッタン。観光旅行でニューヨークに来ていたゆきえさんに古市さんが一目ぼれをし、日本に帰ったゆきえさんにラブレターを送り続けたそうです。その数なんと300通以上!
古市さんのその熱意が通じて二人は1988年に結婚しました。
ゆきえさんの現在の仕事はツアーデスクで、チケットの手配や町の案内をしています。




古市さんの2003年の仕事始めは、セントラルパークで行われる毎年恒例のミッドナイトラン。このマラソン大会は、新年が明けると同時にスタートし5キロを走る市民マラソンの一つです。
古市さんは、このミッドナイトランを密着取材するのです。
ニューヨークの大晦日は世界中から観光客も集まり、大変にぎやかです。新年までまだ何時間もあるにもかかわらず、タイムズスクエア周辺にはどんどん人が集まってきます。その数なんと50万人!人出の多さに、タイムズスクエア周辺は16時になると入場制限を行うほどです




新年まであと3時間。古市さんとゆきえさんは年越しそばを食べて腹ごしらえをした後、一度家に帰り、取材の準備を始めました。
スタート1時間前に会場に到着すると、セントラルパークは屋外ディスコなど、ミッドナイトランを盛り上げるためのイベントですでに大騒ぎになっていました。給水所の準備も進められています。準備をしたり、ディスコで盛り上げているのは、すべてボランティアの人々。この大会はたくさんの市民の無償の協力で成り立っているのです。




カウントダウンが始まりました。セントラルパークのスタート地点も最高潮の時を迎えようとしています。5,4,3,2,1,ゼロ!
マンハッタンのあちこちで上がる花火と共に5500人がスタートしました。
古市さんは走りながらシャッターを切り続けます。この大会はファンランと言って、楽しみながら走るマラソン大会なので、仮装して走る人が多いのも特徴です。様々に仮装した人々や正装して走る人々の楽しそうな様子をカメラに収めていきます。
古市さんが取材をしている間、ゆきえさんはウォーキングでゴールを目指していました。




大会も終盤に近づき、ゆっくりと歩いていたゆきえさんもゴールに近づいてきました。すでにゴール付近まできていた古市さんは、ゆきえさんを迎え一緒にゴール。
2003年、今年もよい年でありますように!古市さんはゆきえさんを抱きしめ、そっとキスをしました。
これからもお互いをやさしく思いやりながら、古市さん夫妻はニューヨークでの生活を続けていくのです。
TV-Asahi