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寺口さん一家プロフィール |
寺口昌利（36）
恵美（34）
仁菜（8）
堅登（6） |
| 放 送 内 容 |
 今回の地球家族は、アメリカはサンディエゴで美容室を構える寺口さん一家。
Terra hair designは今年オープンして3年目を迎えます。
高校時代にプロサッカー選手を目指し、ブラジルにサッカー留学した寺口さんでしたが、Ｊリーグもまだなかったその当時は、プロになるのは大変難しく、夢をあきらめざるを得ませんでした。その後、もともと手先が器用で、和歌山の実家が美容室だったこともあり、いつしか美容師の道を歩んでいました。
 24歳の若さで自分の店を持ち、カリスマ美容師としての将来を約束されていましたが、海外で成功するという大きな夢が捨てきれなくて、どうせやるなら、と８年前アメリカに単身渡りました。英語もろくに話せない状態で、しかもアメリカのカット技術は日本で培った技術とは違うという、文字通りゼロからの出発でした。月収も10万円と厳しい生活を送っていましたが、そんな時、現在奥さんの恵美さんがお客として来店し、交際が始まりました。そして、渡米2年目で結婚。さらに、その2年半後、寺口さんはついにローンを組み、念願の自分のお店をオープンしました。
 場所はサンディエゴの高級住宅地。日本でいう青山のような美容室の激戦区です。寺口さんはあえてその場所を選んだのです。自分の力がどこまで通用するか挑戦したい！世界を目指すこの思いは、サッカーを目指しブラジルに行った頃から変わっていなかったのです。
現在お店のお客さんは口コミ増え、経営も軌道に乗ってきました。しかしお客さんの７割が地元に住む日本人という現実は、寺口さんを満足させるものではありません。寺口さんは、あくまで日本人ならではの繊細な技術をアメリカの人々に認めてもらいたいのです。当面の目標はお客さんの半数以上をアメリカ人にすることです。
そんな寺口さんを間近でみている長女の仁菜ちゃん。彼女は、なんとかしてパパが腕のいい美容師なのだということをみんなに知ってもらおうと、ある計画を立てます。それは、１０月末に予定されている美容室のハロウィンパーティで、パパに内緒のシークレットファッションショーをすること。恵美さんと仁菜ちゃんと堅登くんで、会場作りにとりかかります。大きなかぼちゃを飾ったり、オブジェに綿を飾ったり・・。
そして、パーティ当日がやってきました。何も知らない寺口さんがお店の扉を開けると、｢サプラーイズ！｣。寺口さんのために、みんなで準備してくれたヘアーショー。みんなで用意してくれたとあったら、もう後には引けません。長女仁菜ちゃんを含め、５人の女の子のお友達の髪の毛をカットし、洋服までスタイリングして、トータルコーディネイト。お友達の親たちからは、初めて見る日本人美容師の華麗な技に簡単の声があがります。そして、発表のときがやってきました。どの女の子もいつもとは違うかわいらしさを引き出してもらい、とても可愛く仕上がりました。親たちも大満足です。
最後に仁菜ちゃんからパパへお礼の言葉。寺口さんは仁菜ちゃんを抱き上げ、ありがとうのキスをしました。
寺口さんの挑戦はまだまだ続きます。これからも、恵美さんや仁菜ちゃん、堅登くんのあたたかい笑顔が寺口さんを支えていくことでしょう。
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