tv asahi
 
2004年7月10日放送
BS朝日: 7月16日(金)よる9時30分〜放送
  7月17日(土)夕方5時30分〜放送
国名:スイス
妻の故郷でそば作り
〜スイス・ベルン〜
※番組では放送テープの貸し出し等は いたしておりません。放送を見逃した方は、翌週のBS朝日での放送をご覧下さい。
家族構成
高川 憲之(42歳)
ジェシル・バーバラ(39歳)
ニコラ・昇(しょう)(9歳)
シモン・純(6歳)
キリアン・大(3歳)

国土のおよそ7割が山岳地帯、雄大なアルプスに抱かれた国、スイス。その首都ベルン。中世の面影を残すその町並みは、世界遺産に指定されています。市内から車で20分、のどかな田園風景が広がるベルン郊外に高川さん一家は1年前から暮らしています。
高川さんの家族は5人。奥さんのバーバラさんは結婚後12年日本で暮らしました。子供たち3人は日本生まれの日本育ち、家での会話はもちろん日本語です。高川さんのお仕事は手打ち麺の製造・販売。日本のそばやうどん、ラーメンを手打ちしているスイスでただ1人の職人さんです。無農薬にこだわるそばの実は日本製だとコストがかかるので、アメリカから仕入れています。
15年前、高川さんは仕事で訪れたアメリカで、留学中のバーバラさんと出会いました。一度プロポーズを断られましたが、2度目のアタックで思いが届き、結婚。日本での生活が始まりました。小さな会社でしたが役員まで務めていた高川さん。しかし、バーバラさんがスイスに戻りたいということで安定した仕事を辞めてスイスにやってきました。
この日、高川さんは雨の中手打ちそばの営業へ。向かった先は湖畔に広がる観光地、インターラーケン。多くの人に日本の「そば」を知ってもらおうと、知り合いの店先を借りて、実演販売をするのです。スイスに来て商売を始めて半年。高山さんの思いも、そばの魅力もなかなか伝わりません。物価の高いスイスで不安定な収入、日本にいる時に比べ生活はかなり厳しいようです。
スイスに来て一年。まだ順調とはいえない仕事に大きなチャンスが訪れようとしていました。この日は隣町まで足を運び、おそばのケータリングサービス。実は4月から新たに出張料理を始めたのです。この日注文してくれたのは、友人を招いて夕食会を開くというドレンハウスさん一家。そば打ちのパフォーマンスにお客さんは興味津々。そばの輪がまた少し広がりました。
スイス最大の電話会社のイベントに呼ばれた高川さん。日本の麺文化をスイスの人に知ってもらうにはまたとないビッグチャンス。この日は奥さんもお手伝い。麺といえばパスタにしか馴染みがないスイスの人たちにも評判は上々。最後の一杯も出て、あっという間に品切れです。
日曜日、高川さんは家族と一緒にピクニック。アルプスを望めるグルテン山の公園にやって来ました。日本での恵まれた仕事を捨て、手打ちそば職人として、スイスでゼロからのスタートを切った高川さん。日本では作れなかった家族との時間が、明日への活力を与えてくれると言います。

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