第46話 2004/12/26
「支配者の封印」
 天王路(森次晃嗣)が作り上げたアンデッド、ケルベロスを倒し、奪われたカードを取り戻した剣崎(椿隆之)らライダーたち。橘(天野浩成)は天王路に勝利を宣言するが、逆に天王路は剣崎と橘のボードからの解雇、さらにライダーシステム、封印したプライムベスタの返還を要求する。しかし、橘は敢然と拒否。
「オレたちはこれからもアンデッドを封印する。それがオレたちの使命だ」。

 アジトに戻った天王路はモノリスを前に新たな策を。と、そこへ金居(窪寺昭)が現れた。天王路が手にしているケルベロスのカード、それがあればアンデッド…ジョーカーを封印することができる。金居はバトルファイトの勝利者となるために、そのカードを天王路から奪おうとする。金居はギラファアンデッドに変身、天王路に詰め寄るが…。

 そのころ剣崎は奪い返したカードでジョーカーを元の始(森本亮治)の姿へ戻すことに成功。が、いつまでたっても目を覚まそうとしない。橘と睦月(北条隆博)はギラファアンデッドの出現した現場へ急行。剣崎は栞(江川有未)、虎太郎(竹財輝之助)と始のそばに。と、そのとき始が目を覚まし、半身を起した。が、剣崎らの頭の中で「みなさん、はじめまして」という聞きなれぬ声が。その声の主こそ、ジョーカーがかつて封印したヒューマンアンデッドだった。

 ギラファアンデッドに迫られた天王路はなんとケルベロスのカードを腕に突き刺して変身。みごとに融合しアンデッド、ケルベロスUとなってしまう。意外な事態に驚くギラファに容赦ない攻撃を加えるケルベロスU。その目的はギラファとジョーカーを封印、バトルファイトの勝利者となることだ。チャンスとばかり攻め立てるケルベロスUにギラファはなすすべもなく圧倒される。

 覚醒したヒューマンアンデッドは、これまで内部から働きかけてきたおかげで始=ジョーカーも人間の中で生きていこうと願っているという。始を封印したくない剣崎はホッと胸をなでおろすが、アンデッドがバトルに勝利し最後の一体となったとき何が起こるのか。そんな栞の質問に、世界を自分の望むように変えることができる万能の力が与えられるという。ならばヒューマンアンデッドは、かつて戦いに勝利したとき何を望んだのか。しかし、その質問には答えず、再び深い眠りに落ちてしまう。

 傷だらけの金居を発見した橘と睦月はギャレン、レンゲルに変身。追ってきたケルベロスUに立ち向かうが、その正体が天王路であることを知り混乱する。
 一旦、金居を連れて剣崎らのもとへと帰り、事態を報告する。
 天王路がトライアルシリーズやティターンを作り、今ケルベロスUとなったのも、すべては万能の力を手に入れるため。その神の力でいったい何をしたいというのか。剣崎らは目覚めた始とともにケルベロスUとの戦いに向う。

 ついに天王路と対峙する剣崎、橘、始、睦月。4人を前に天王路はボードの設立からアンデッドの解放、ライダーシステムの開発、とすべては自らがバトルファイトの勝利者となるためのシナリオだったという。ということは、剣崎らの戦いも人類の平和のためでなく、現在の人類を滅ぼし新たな世界の神になろうという天王路の野望のため…。ショックを怒りに変えた剣崎らはライダーに変身、ケルベロスUへ挑みかかる。
 苦戦を続けるライダーたちだったが、金居の「実現させようぜ……君の望んでいた平和ってやつを」という言葉に睦月が奮起。初めての3枚コンボ技でダメージを与えると、ブレイドもキングフォームへ。さらにカリスがワイルドカリスとなってサポートし、互いの必殺技を同時にケルベロスUへと叩き込む。

 さすがのケルベロスUも変身を解除、天王路は戦意を喪失しながらもなおも叫び続ける。
「カテゴリーキング、ジョーカー。こいつらが残れば人類は滅びる、だったら私が新しい世界を……」。
 しかし、そんな天王路に向けて金居はギラファに変身すると、剣を一閃。天王路の命を奪い、ケルベロスのカードを手に入れる。これでジョーカーを封印し、バトルファイトの勝利者になれる。金居の目的は自分に代わってライダーたちにケルベロスUを倒させること。ということは、睦月への言葉もウソ!?
 駆け寄る睦月をギラファは非情にも切り捨てる。
「オレの平和に人類など不要だ!」。
 
脚本 會川昇
監督 諸田敏
アクション監督 宮崎剛
特撮監督 佛田洋