第44話 2004/12/12
「フォーカード」
 「橘さん!あなたはアンデッドに支配されている……剣崎さんと同じように」。
剣崎(椿隆之)と橘(天野浩成)がティターンの毒でアンデッドに取り込まれていると思い込んだ始(森本亮治)と睦月(北条隆博)は、それぞれカリス、レンゲルに変身。剣崎、橘に襲い掛かる。剣崎らもワケがわからないまま、ブレイド、ギャレンに変身。ついには天王路(森次晃嗣)の思惑どおりに、ライダー同士の潰し合いを始めてしまう。
 しかし、冷静さを取り戻したブレイドキングフォームは変身を解除。改めて誤解だと訴えるが、自分たちを襲ったのは誰なんだ?と始も睦月も信じようとはしない。始は剣崎を、睦月は橘を監視することにする。

 レモン汁攻撃を目に受けて剣崎に逃げられてしまった始。なんとか見つけ出して近づくと、再び始に襲い掛かってきた。やはりお前は…。必死に反撃する始。と、そのとき、襲い掛かってくる剣崎の腕に包帯がないことに気づく。本物の剣崎は自分の攻撃を受け、腕にケガを負っていたはず。お前は誰だ!? 始に投げ飛ばされた剣崎は、ついにその正体ティターンへと姿を変える。
「なるほど……そういうことか」。
 始はなおも攻撃を仕掛けようとするが、ティターンは周囲に交わるように姿を消してしまう。

 その後、剣崎がニセ始に、橘がニセのレンゲルに襲われた。始は4人のライダーたちを戦わせるため、すべてティターンが仕組んだことと剣崎に説明。剣崎の携帯を借りて橘、睦月にも同様な内容のメールを送る。
 事実を把握した4人は栞(江川有未)、虎太郎(竹財輝之助)とともに疑心暗鬼の状態に。それぞれに本物だと証明していると、突然始が苦しみ出した。どうやらジョーカーがまた頭をもたげてきたらしい。

 必死で人間体でいようとする始だが、ついには抑えきれなくなりジョーカーの姿へ。
「始、頼む!やめてくれ!」。
 そんな剣崎の叫びも届かず、襲い掛かるジョーカー。橘はギャレンに、睦月はレンゲルに変身。剣崎も仕方なくブレイドに変身し、ジョーカーと戦う。
 そして、ついにギャレンがジョーカーを羽交い絞め。
「やれ、剣崎!とどめを刺すんだ!」。
 ギャレンの言葉に剣を振りかざすブレイド。しかし、どうしてもジョーカーを、始を封印することができない。
 と、そこへティターンが現れ、猛然とジョーカーに襲い掛かった。ジョーカー危うし、と思った瞬間、ジョーカーとギャレンは素早く反応。逆にティターンを羽交い絞めにする。
 実は始がジョーカーになったのもすべてティターンをおびき出すための芝居。生き残れば世界が滅びるというジョーカーを倒したい、というティターンの、アンデッドの欲求を利用したのだった。

 これで形勢は逆転。ジョーカーから始、そして変身したカリスを加えた4人のライダーはみごとなコンビネーションでティターンを追い詰める。そして、キングフォームにチェンジしたブレイドに、カリス、ギャレン、レンゲルは6のカードをパス。それぞれのカードを力に変えたブレイドキングフォームは、壮絶な一撃でティターンを倒す。倒れたティターンはスコーピオンとカメレオンのカードに。
 これで残るアンデッドはあと一体。いや、ジョーカーがまだ……。
 橘の不安げな視線の先には、語らいながら去っていく剣崎と始の姿が。

 ティターンが倒され、思惑が外れてしまった天王路。しかし、謎のカードを手に変わらぬ不敵な笑みを浮かべていた。
「生き残るのは究極のアンデッドただひとり……そして私は神の声を聞くのだ…」。
 不気味な絵柄が浮かび上がる、そのカードの力とは?
 
脚本 井上敏樹
監督 長石多可男
アクション監督 宮崎剛
特撮監督 佛田洋