第41話 2004/11/21
「強くなりたい」
 タイガーアンデッドこと光(浜崎茜)は不穏な夢で眠りから目覚めた。
 それは1万年前の地球、まだアンデッドたちが支配者になるべく戦いを続けていたころ。タイガーも他のアンデッド同様、戦いの最中にいた。リザードアンデッドを撃破、バックルを開いて倒れたリザードを上空に現れた巨大な石、モノリスが封印して…。アンデッドたちの戦いはそのモノリスをマスターとして繰り広げられていた。
 そのころ、元ボード理事長・天王路(森次晃嗣)は、そのモノリスの前で新たな野望に燃えていた。部下の研究者たちが2枚のカードをセット、ゆっくりと2枚が接近していく。

 剣崎(椿隆之)、橘(天野浩成)は、虎太郎(竹財輝之助)、栞(江川有未)とこれまで封印してきたアンデッドの検証を。剣崎は13とエレファント、橘は11、始(森本亮治)も13体を封印。これに睦月(北条隆博)の数を加えれば、残るアンデッドは4ということになる。もう少し、と表情を緩ませる虎太郎だが、あと一体ジョーカーが残っている。ジョーカーが勝ち残れば世界が滅びる、という恐ろしい論理はあながちウソとは思えない。ジョーカー=始を救いたいと思っている剣崎だが、改めて世界を守るためならジョーカーの封印もいとわないと誓う。
 しかし、睦月はカテゴリーAに支配されたまま。ということは、カテゴリーAは封印されていないことになる。本当にカテゴリーAは封印されていないのか。橘は剣崎とともに睦月のもとへ向かう。

 そのころ、睦月は「お前などアンデッドではない」と言い放つ光と小競り合いを。
「オレは強い、もっと強くなるんだ」。
 まるで封印するかのように光に襲い掛かろうとする睦月。が、その睦月を望美(宮澤亜理沙)が懸命に止めた。動揺しながらも邪険に望美を突き飛ばす睦月だが、望美も弁当を差し出し、なんとか以前の心優しい睦月に戻ってもらおうと懸命だ。
 そんな2人を横目に外へ出た光は、剣崎、橘と遭遇。2人はブレイド、ギャレンに変身、光もタイガーアンデッドとなって壮絶な戦いを。しかし、力で上回るタイガーはブレイドとギャレンのジャックフォームになっての攻撃をことごとく跳ね返し、それぞれの変身を解除させてしまう。
 そのまま逃げ去るタイガーを追おうとする睦月、剣崎らはそんな睦月を止めるが、「あのアンデッドは俺の獲物」と話を聞こうとしない。そしてレンゲルへと変身しようとしたその時、再び望美が現れた。瞬間、変身を躊躇する睦月。そんな睦月の姿から剣崎らは、睦月が完全にカテゴリーAに支配されていないことを察知する。
 しかし、睦月は剣崎らの指摘を振り切るように強引にレンゲルに変身。望美はそんな睦月の姿に恐れおののき、逃げ去ってしまう。

 虎太郎は仮面ライダーとアンデッドの戦いを描いた原稿を手に、とある出版社へ。が、ライダーの話題は扱うなと上層部から言われているから、と原稿を突き返される。
「もしかして天王路って人と関係があります?」。
 何気ない虎太郎の一言に編集長は激しく動揺。過去、天王路という男に興味を持った人間が何人も消えているという。いったい天王路とは……!?

 光がカテゴリーキングであるギラファアンデッドを発見。果敢に戦いを挑む。が、なぜかギラファはタイガーの攻撃を軽くあしらいながら「俺と手を組め」と戦おうとしない。そんな2体を発見した剣崎はブレイドに変身しようとするが、いち早く気付いたギラファは剣崎の変身を阻止。恐るべき力を見せ付け、そのままタイガーを圧倒する。
 ついにバックルを開き、倒れこんだタイガー。封印されるのを待つが、1万年前のようなモノリスは現れようとしない。そんなタイガーにギラファの変身を解除した金居は、現代のバトルファイトは人間に仕組まれたもの、封印できるのはライダーとジョーカーだけだ、とどこか寂しげに言い残し去っていく。
 現代のバトルファイトを仕組んだ人間?タイガーは天王路を思い浮かべると、裏切られた怒りと無力感から来る悲しみに言葉も出ない。

 睦月はそんなタイガー=光を助けると、望美が持ってきたおにぎりを差し出す。不審な表情を浮かべつつも一口かじり「おいしい」とつぶやく光。その途端、何を思ったか、睦月を殴るとどこかへと姿を消してしまう。

 その光は天王路の研究所へ潜入。廊下で見知らぬアンデッドと遭遇、戦闘モードに入るが、そこへ天王路本人が現れた。彼によると、アンデッドの名はティターン、ライダーたちを滅ぼすために造られたという。ライダーシステムを作ったのは天王路ら人間たち。いったい何を考えているのか?疑問を抱く光にライダーたちの役目は終わったという天王路は、光をある場所へと連れて行く。
 そこで光は1万年前のバトルのマスター、モノリスを発見。愕然とする光は…。
 そのころ、光を探す睦月の背後にティターンが音もなく忍び寄っていた!
 
 
脚本 會川昇
監督 鈴村展弘
アクション監督 宮崎剛
特撮監督 佛田洋