第37話 2004/10/17
「新たな運命へ」
 始(森本亮治)という人間の心を失い、暴走するジョーカー。剣崎(椿隆之)はブレイドキングフォームに変身。近くにいた天音(梶原ひかり)を庇いながら、ジョーカーに訴えかける。
「俺はお前を封印したくない」。
 しかし、野獣と化したジョーカーに通じるはずもない。やむなくブレイドKは5枚のカードをラウズ、ストレートフラッシュでジョーカーを倒す。が、倒れているジョーカーに始を重ね合わせるブレイドKは封印することができない。やがて立ち上がったジョーカーは再び襲い掛かろうとするが、そのときにタイガーアンデッドが2人の間に割って入った。

 思わぬ邪魔に姿を消したジョーカー。やがてブレイドKは剣崎に、タイガーも光(浜崎茜)へと変身を解除。その光はブレイドがアンデッドと融合し、ジョーカーに近い力を持ったキングフォームがジョーカー覚醒の原因だという。
ショックを受ける剣崎だったが、再び眠気に襲われその場に倒れてしまう。
 一方、そんな剣崎の活躍を見ていた広瀬(春田純一)と橘(天野浩成)は、ますます危機感を募らせる。
「このままでは剣崎は本当に人間ではなくなってしまう」。
 広瀬はカテゴリーキングの細胞を使ったトライアルFを開発。剣崎がブレイドKになる前に捕獲するつもりだという。それにしても広瀬はどこからアンデッドの細胞を手にしているのか。橘が疑問を口にすると、広瀬は自らがアンデッドを解放したときに解放から免れたカード、ハートのキングを見せる。カードに秘められた力に震撼する橘は、トライアルFを使う前に、改めて剣崎を説得させて欲しいと広瀬に申し出る。

 虎太郎(竹財輝之助)と栞(江川有未)に救出された剣崎はようやく目覚めると、栞から「13体のアンデッドとの同時融合などあり得ない」という烏丸所長の見解を聞かされる。烏丸が考えていたキングフォームはあくまでもカテゴリーキングと融合することだけ。そんな事実にさすがの剣崎も言葉を失ってしまう。

 ならば橘や始が13枚のカードを揃えればどうなるのか?剣崎は始も13枚のカードを手に入れたら、自分のように新たな力を得て、ジョーカーの力を押さえ込むかもしれない、と考える。確証はないが、今はそれに賭けるしかない。剣崎はハートのカードを持っている睦月(北条隆博)のもとへ向う。

 ジョーカーをおびき出すためのエサ、と土埃が目に入り視力を失った天音を自らのアジトに連れ帰った睦月。突然やってきた剣崎にいきなり殴りかかるが、始のカードを返して欲しい、という剣崎にラウズアブゾーバーと交換なら、と条件を提示する。今はブレイドKに変身できない。剣崎はあっさりラウズアブゾーバーを手渡すと、睦月からハートのカードを取り戻す。

 あとはハートのキングだけ。そんな剣崎の前にハートのキングのカードを手にした橘が現れた。始を助けたいという剣崎の真意を理解した橘は、「カードを渡すには条件がある」と剣崎に迫る。

 13枚すべてのカードを始に返したら、橘と一緒に広瀬のもとへ行くと約束した剣崎。カードをジョーカーに渡そうとするが、広瀬が放ったトライアルFがそんな剣崎に襲い掛かる。 それでもなんとか追手から逃れジョーカーと再会した剣崎。襲い掛かってくるジョーカーの攻撃をかわしつつ、取り戻したハートのカードを渡そうとする。
 が、そこへ再びトライアルFが現れた。剣崎に狙いを定め、襲い掛かってくるトライアルF。ブレイドに変身できない剣崎はその攻撃をかわしながら、カードをジョーカーに投げつける。
「これを使え、始……俺を信じろ!」。
 ジョーカーは痛めつけられる剣崎に目をやりながらハートのAをラウズ。カリスに変身すると、さらにハートのキングをラウズした。
 たちまち13枚のカードが浮かびあがり、カリスが進化。ワイルドカリスとなり、トライアルFへ向っていく!
 
脚本 會川昇
監督 長石多可男
アクション監督 宮崎剛
特撮監督 佛田洋