第36話 2004/10/10
「最強フォーム」
 広瀬(春田純一)が新たに開発したトライアルEと戦うブレイドジャックフォーム。そしてジョーカーはレンゲルが解放したカリスと激しい戦いを。性能をアップさせたトライアルEに攻撃をことごとくはね返され、苦戦するブレイドJ。一方のジョーカーはカリスを圧倒、戦いに加わったレンゲルをもあざ笑うかのようにあしらう。
 そしてカリスを封印したジョーカーは奪還したカードでカリスに変身。逆に変身を解除していた睦月(北条隆博)は、そんなジョーカーの圧倒的な力に足の震えが止まらないほどの脅えを感じる。

  苦戦を続けるブレイドJフォームは、トライアルEの攻撃に変身を解除。剣崎(椿隆之)は羽美(東海林愛美)を庇い、消火器でトライアルEの目をくらますと逃走に成功する。
  そのころカリスはハートの2で始(森本亮治)に戻ると、フラフラとハカランダへと続く道を歩き始める。
 
 剣崎は栞(江川有未)に連絡、ケガをした羽美を病院に連れていく手はずを整えるが、その羽美が突然吐血した。虎太郎(竹財輝之助)の助けを待ってはいられない。剣崎は羽美を背負って病院へ行こうとするが、羽美は「どうせ私を守ってくれる人などいない」と自棄になるばかり。剣崎はそんな羽美に火事に巻き込まれた父母を助けられなかったという思い出を語る。
「だから、俺は人間を一人残らず守りたい」。
 そんな剣崎の思いを聞いた羽美の心は…?

 ジョーカーに対する怖れを打ち消すことができず、苛立つ睦月はレンゲルに変身し光(浜崎茜)に戦いを挑む。が、タイガーアンデッドに変身した光はレンゲルを圧倒、すでに封印したアンデッドを解放しろと迫る。すると、レンゲルは言われるままに5体のアンデッドを解放、ジョーカー探索を命じる。あくまでも卑怯な手段を使う睦月にあきれる光。しかし、その睦月はジョーカーの強大な力に追いつめられていた。

 ハカランダの近くまでやってきた始だったが、レンゲルが解放したアンデッドの気配を察知。やむなく道を引き返し、戦いの場へと進んでいく。そんな始を発見した虎太郎は止めようとするが、始は謎めいた言葉を残してどこかへと消えてしまう。
「新たな強大な力が生まれようとしている。ジョーカーはそれと呼応して…」。
 一体、始になにが起ころうとしているのか。

 剣崎の思いを理解できない羽美は、血がニセモノだったことを暴露。そのままどこかへ走り去ってしまう。が、そんな羽美をトライアルEが捕えた。そして羽美を心配して追ってきた剣崎に、羽美を人質に変身するなと迫る。仕方なく変身しないまま、トライアルEに向っていく剣崎。しかし、素手でかなう相手ではない。
「やめてー!」。
 傷つきながらも自分を守ろうとする剣崎を見かねた羽美は、トライアルEにむしゃぶりついて攻撃を阻止。そして剣崎はその隙をついてブレイドに変身、キングフォームとなってトライアルEを撃破する。
  再び眠りに落ちた剣崎と介抱する羽美の前に栞がやってきた。羽美もようやく剣崎の思いを理解し、晴れやかな笑顔で剣崎らのもとを去っていく。

 アンデッドサーチャーがレンゲルが解放した5体のアンデッドを感知した。目覚めた剣崎は現場へ急行するが、途中フラフラと歩く始を発見する。
「もうすぐ俺は、アンデッドを倒すことしか考えられない獣に戻る」。
 カリスのカードでも自分を抑えることができないらしい。いったい、なぜ!?と、そのとき始が不意にジョーカーに変身した。始の真の姿を初めて見た剣崎は驚愕。ジョーカーの後を追う。

  底知れぬパワーを見せ付けながら次々とアンデッドを封印していくジョーカー。その目は始を探しに偶然そこに来ていた天音(梶原ひかり)へと向けられていた。それが始の真の姿とも知らず脅える天音の前に割って入る剣崎。
「天音ちゃんのこともわからないのか」。
 剣崎は怒りと悲しみを抱えたまま、ブレイドに変身。そしてキングフォームへと…。
 
 
脚本 會川昇
監督 長石多可男
アクション監督 宮崎剛
特撮監督 佛田洋