第34話 2004/9/26
「カテゴリーK」
 しつこく追ってくるトライアルDから懸命に逃れる剣崎(椿隆之)。そんな剣崎の前に橘(天野浩成)が現れ、トライアルDの動きを制すと、剣崎にこれ以上戦ってはならないと告げる。ブレイドに変身すればトライアルDが容赦なく襲い掛かり、周囲の人間にまで被害が及ぶという。なぜ、自分が…。疑問を口にする剣崎だが、橘は剣崎がライダーに変身してはいけない人間だ、というだけだ。そんな理由で剣崎が納得するはずがない。剣崎は「俺と来い」という橘を倒すと、どこかへと走り去る。

 しかし、橘が言うとおり、栞(江川有未)と虎太郎(竹財輝之助)は自分を助けに来たがために傷ついてしまった…。剣崎はアンデッドサーチャーを自分のパソコンにコピーすると、栞と虎太郎にわざと冷ややかな態度をとり、家を出てしまう。

 ハカランダへ睦月(北条隆博)が現れた。ずっと睦月を待っていた望美(宮澤亜理沙)は思わず睦月に抱きついてしまう。が、睦月は「ずっと君を待っていたのよ」という遥香(山口香緒里)の言葉にも「なんで」と素っ気無い。怒った望美は睦月の頬を張るが、なんと睦月は拳で望美を殴ろうとする。と、そんな睦月の腕をつかむ始(森本亮治)。始は睦月を外へと連れ出すが、逆に殴られながら「ジョーカーに戻れ」と挑発される。それでも懸命にジョーカーになろうとする自分を制する始。睦月はレンゲルに変身、強烈な一撃を始に加える。
 しかし、始は剣崎が残していったワイルドJのカードをラウズ、ウルフアンデッドに変身。自らを最強だというレンゲルに対し、ウルフは自分に写真を託した栗原、自分を庇ってくれた剣崎を思い起こしながら強烈なパンチをレンゲルに見舞う。
「本当に強いのは…ヒトの思いだ!」。

 ウルフの攻撃に変身を解除した睦月。その耳に望美の声が響いてきた。わずかに残っていた睦月の心に引っ張られるように、睦月は気絶する望美の前に。しかし、その様子を見ていたカテゴリーキング(上條誠)は「人間の心残していちゃ、ジョーカーに勝てないよ」。どうやら望美にどう反応するか睦月を窺っていたらしい。怒る睦月にキングはカリスが封印してきたカードをすべて渡してしまう。
「メチャクチャにしたいだけさ」。
 カードを拾う睦月を残し、キングはどこかへと消えてしまう。

 ひとりキングを追っていた剣崎だが、トライアルDに狙われる恐怖と戦いながら孤独感は募るばかり。そんな剣崎を探しにやってきた栞と再会するが、自分が戦うことで人が傷つくならキングを追うこともあきらめるべきか、と意気消沈する。栞はそんな弱気な剣崎の頬を張ると、「あなたは、いまあなたにできることをやるしかない」と元気付ける。

 栞の機転でキングの居場所が判明した。現場へとやってきた剣崎は新たな自信を胸にブレイドに変身。始が持っていたカードを取り戻そうとする。しかし、キングはコーカサスビートルアンデッドに変身、ブレイドからすべてのカードを奪ってしまう。攻撃の切札をなくし、窮地に追い込まれるブレイド。しかし、己の力を信じるままに超カブトの分厚い盾へ素手でパンチをぶち込んでいく。
「たとえカードが1枚もなくても…お前を封印できるはずだ…オレにライダーの資格があるなら!」。
 そして、ついに盾を打ち破ると、ラウザーでコーカサスビートルを切断。自らのカードを取り戻し、カテゴリーキングを封印する。
「気をつけて、レンゲルのように僕に支配されないようにね」。
 ブレイドの耳にキングの不気味な言葉が響く。

 無事に難敵を倒し、ホッとしたのもつかの間。今度はトライアルDが現れた。ブレイドは栞を逃がすと、意を決してスペードのキングをラウズする。たちまち激しい激痛に襲われるブレイド。しかし、13枚のカードが舞う中、姿を現したのは、向ってくるトライアルDをたった一発のパンチで弾き飛ばすブレイド最強フォームだった!
 
脚本 會川昇
監督 息邦夫
アクション監督 宮崎剛
特撮監督 佛田洋