第28話 2004/8/8
「危険な賭け!?」
 タランチュラアンデッドとなってレンゲルと戦う嶋(相澤一成)。睦月(北条隆博)がカテゴリーAの力を抑えてくれれば…。しかし、そんな嶋の熱い思いも届かず、レンゲルは一方的にタランチュラを攻撃するだけだ。

  そこへ駆けつけたブレイドは2人の戦いに割って入り、レンゲルを抑えきれないと判断するとブレイドジャックフォームに変身。レンゲルに強烈な一撃を与える。たまらず変身を解除したレンゲルは睦月の姿に。 ブレイドに激しく責められた睦月は、自分でもどうしようもない思いを抱え、ヨロヨロと去っていく。

 剣崎(椿隆之)、虎太郎(竹財輝之助)、栞(江川有未)は、自らを封印させて睦月の中に巣食うカテゴリーAを封じるという嶋の暴挙を非難。
「二度とこんなバカなことはしないで下さい」。
 彼らの言葉を素直に受け入れた嶋は、入院中の橘(天野浩成)を見舞うと睦月に望美(宮澤亜理沙)というガールフレンドがいることを知らされる。

 ペッカーアンデッドが現れ、病院の近くまで来ていた望美が襲われた。タランチュラに変身した嶋に助けられた望美は、睦月に頼まれ橘の見舞いに来たらしい。久々に睦月らしいやさしさに触れ、思わず橘は頬を緩める。

 嶋は望美に頼んで睦月を呼び出してもらうと、「あんたと戦って強くなれという声が聞こえる」という睦月に望美の声を聞かせてやる。
『睦月、大好きだよ。睦月のことがすごく心配…』。
「カテゴリーAに支配されようとしているとき、この声で打ち克て」。
 動揺する睦月は、カテゴリーAの邪悪な意志と懸命に戦おうとするのだが、最後はカテゴリーAに支配され嶋や望美を振り切るように走り去る。

 嶋の前に始(森本亮治)が現れた。始をジョーカーと呼ぶ嶋は、始が人間に同化していっていると指摘。「人間に媚びなど売っていない」と反撃する始だが、遥香(山口香緒里)母子を愛し始めていると言われ、言葉を失ってしまう。

 嶋からカナリヤのナチュラルを預かったと、始が剣崎らを訪ねてきた。まさか、嶋はまた睦月と…。剣崎らはアンデッドサーチャーで2人の行方を追う。
 一方、病院を抜け出した橘は、そのまま睦月のもとへ。が、カテゴリーAに乗っ取られた睦月はカテゴリーキングのタランチュラアンデッドの封印しか目に入らない。止めようとする橘の前にペッカーアンデッドが現れ、橘はギャレンに変身。ケガが癒えぬまま苦しい戦いをしいられる。

 嶋と睦月が再会。そしてタランチュラアンデッド、レンゲルに変身して戦いを始める。
「睦月、好きだよ…」。
 タランチュラは望美の声をレンゲルに聞かせるが、強靭なカテゴリーAの邪悪な心は睦月から離れようとしない。すさまじいレンゲルの攻撃を懸命に受け止めるタランチュラ。駆けつけたブレイドはレンゲルを止めようとするが、カテゴリーAに乗っ取られたレンゲルはブレイドを跳ねつけ、なおもタランチュラに襲い掛かっていく。

 そして、レンゲルが一瞬睦月とダブったその瞬間、タランチュラは甘んじてレンゲルのすさまじいキックを受け止める。
「私を封印しろ。世の中を平和にしたいんだろう」。
 嶋の魂の叫びを受けてレンゲルはタランチュラを封印する。
 はたしてカテゴリーAの邪悪な心は封じられたのか。カードを手に静かに去っていくレンゲルの後ろ姿を、ブレイドとギャレンはただ見送るだけで…。
 
脚本 今井詔二
監督 諸田敏
アクション監督 宮崎剛
特撮監督 佛田洋