第26話 2004/7/25
「俺を動かす力」
 エレファントアンデッドに向っていくブレイドとギャレン。が、エレファントの強大な力に為す術もない。
「このままではまずい」。
 ギャレンは無謀にも戦おうとするブレイドを制止すると、いったん戦いから逃れていく。

 虎太郎(竹財輝之助)の家に戻った剣崎(椿隆之)と橘(天野浩成)は、栞(江川有未)らにエレファントの強さを報告。虎太郎は戦ってはいけないと剣崎らをたしなめるが、逃げつづけるわけにもいかない。
 と、そこへカナリアのカゴを下げた奇怪な風貌の男が現れた。嶋昇(相澤一成)と名乗る不思議な男、チベットで烏丸所長といっしょだったという。剣崎らが心を許したと見るや、嶋は「しばらく世話になる」と居候を決め込んでしまう。

 睦月(北条隆博)が再びカテゴリーAに支配され始めた。橘を呼びだすとエレファントを必ず封印するとギラギラしている。なんとかカテゴリーAの魔の手から逃れる方法はないのか。橘は懸命に睦月を説得しようとするが、そんな2人のやりとりを見ていた嶋は橘を止める。無理やりカテゴリーAの力を引きはがそうとしたら、睦月の心そのものを壊してしまうらしい。さすがの橘もそれ以上、手が出せない。

 大地(成田浬)が始(森本亮治)に1対1の対決を迫った。望むところ、と始はカリスに変身。大地もエレファントに変身し壮絶な戦いが始まる。そしてエレファントの攻撃がカリスにヒット。ひるんだカリスにエレファントが襲い掛かろうとした瞬間、カリスのベルトがまばゆい光を発した。
 思わず攻撃をやめ、エレファントは変身を解除。
「貴様が“奴”だったのか」。
 大地は謎めいた言葉を残すと、お前と戦うのは最後でいいと去っていく。残された始はエレファントによって受けた傷に苦しむ。

 剣崎は嶋にエレファントを倒す方法を聞くが、嶋はあっさりと「ない」。そして、剣崎のように戦うことを義務と考えている限りは強くなれないという。人を動かすものは別のところにあるはずだ。そんな嶋の言葉を剣崎は理解できない。

 嶋のキャリーケースの中から小さな蜘蛛が大量に現れた。ということは、嶋の正体はアンデッド!? 剣崎らは始に会いに行ったという嶋のもとへ駆けつけると、嶋はタランチュランデッドに変身、カリスとの戦いの最中だった。タランチュラは攻撃を仕掛けるカリスの動きを糸で封じると「戦いたくない」と変身を解除する。
 アンデッドの嶋が親しげに近づいた目的はいったい…?
迫る剣崎らに嶋は、自分は烏丸の知り合いで、剣崎らと同じように人類とアンデッドの戦いが終わることを願っているだけだという。そんなことが信じられるか。気色ばむ剣崎らだが、そのとき嶋がエレファントアンデッドの出現を感じる。

 街で暴れるエレファントを放っておくわけにはいかない。剣崎は現場に急行するが、その前にギャレン、そして血気あふれるレンゲルが到着。ギャレンが止めるのもきかず、レンゲルは無謀にもエレファントへ突っ込んでいくが、やはりエレファントの恐るべき力に圧倒されるだけだ。
 やがて到着したブレイドもエレファントに弄ばれる。
 このままやられてしまうのか…。
 逃げ遅れた少女を自ら傷つきながらも庇い、逃がしてやるブレイド。そのとき、今までにない思いがブレイドの頭をよぎる。

「俺の体を動かすのは、義務とか使命じゃない。そこに居る人を守りたいという思い…。人を愛しているから俺は闘っているんだ」。
 その思いを知った嶋は「それだよ、ブレイド」と、烏丸が開発、預かってきたというラウズアブゾーバーをブレイドにパス。ブレイドはアブゾーバーを左腕につけるとカードを取り出しジャックフォームに変身。これまで以上の力を得たブレイドジャックフォームは、エレファントを圧倒。ついには封印してしまう。
 
脚本 今井詔二
監督 長石多可男
アクション監督 宮崎剛
特撮監督 佛田洋