第25話 2004/7/18
「裏切りの疾走」
 完成したブラックファングに乗り、ウルフアンデッドはブレイドに襲いかかる。懸命にファングを受け止めるブレイドだが、強大なファングはブレイドを圧倒。マシンから降りろというギャレンの目の前で、ウルフはマシンからパワーを得てさらに強力になっていく。

 栞(江川有未)のコンピューターがオーキッドアンデッド出現を感知した。近くにもう一体のアンデッドが、さらにカリスもいる。栞は剣崎(椿隆之)らに報告しようとするが、ギャレンとともにウルフを追跡中で手が放せそうにない。そんな事態に虎太郎は「僕が行く」と家を飛びだしていく。

 カリスとエレファントアンデッドを戦わせることに失敗したみゆきは、オーキッドに変身、果敢にエレファントに挑んでいくが、エレファントの強大な力に圧倒される。と、そこへカリスが現れた。たちまちカリスとにらみ合うエレファント。が、「相手の手の内を知らないうちは戦わない」とエレファントは大地(成田浬)へと戻り姿を消す。
 その隙をついてかろうじて逃げ出したみゆき(肘井美佳)だが、エレファントの攻撃を受け体はボロボロ。力尽きて倒れ込んでしまう。そこに現れた虎太郎は、傷ついたみゆきを思わず救出してしまう。
 気がついたみゆきは「なぜ助けた」と虎太郎に問いかける。ケガ人を放ってはおけない、しかしみゆきは自分を襲ったアンデッドだ…。虎太郎もそんな自分の気持ちをうまく説明できない。

 剣崎がファングを押しながら歩く新名(加々美正史)を発見した。どうやら新名がウルフアンデッドから取り戻してくれたらしい。無邪気に喜ぶ剣崎だったが、実は新名こそウルフアンデッドだった。駆けつけた橘によって正体を暴かれた新名。剣崎を殴りとばし、ファングで走り去ってしまう。
 夢のマシン・ファングを悪用され傷ついた剣崎と橘だったが、改めてともに人類を守る、という意志を確認。ブレイド、ギャレンに変身してファングを追う。

「もう人間は襲わないと約束して欲しい」。
 虎太郎はみゆきにこんな提案を。仮にみゆきが約束しても絶対に守るという保証はない。しかし、それでも虎太郎は信じたいという。アンデッドを信じたい。どうやら虎太郎は始への思いを重ね合わせているようだ。
 その始(森本亮治)がひっそりと現れた。カリスは自分を封印するーすべてを察知したみゆきは、虎太郎の首に手をかけ失神させると、オーキッドアンデッドとなってカリスとの戦いに臨む。

 逃げるファングはレーサーの山口(山口辰也)が出場するレースの中へ。ブレイドとギャレンは、ファングと山口のデッドヒートからファング攻略のヒントを見つける。ファングの真後ろにつき、スリップストリームを利用する。その作戦がみごとに功を奏し、ブレイドはファングを抜き去るとラウザーでウルフをファングから叩き落す。そしてギャレンは苦い思いを噛み締めながらファングを破壊、ブレイドとともにウルフを倒すと封印に成功する。

 激しい戦いを繰り広げるカリスとオーキッド。虎太郎が意識を取り戻したとき、カリスの最後の一撃がオーキッドを貫いた。虎太郎はあわてて駆け寄るが、カリスはオーキッドを封印してしまう。みゆきを助けて人間を襲わないと約束してくれれば、始も信じられると思ったのに…。

 ウルフを封印したブレイドとギャレンの前に大地が現れた。
「もっとそうやってアンデッドを倒してくれ」。
 うそぶく大地にブレイドとギャレンは果敢に戦いを挑んでいく。
 
脚本 會川昇
監督 佐藤健光
アクション監督 宮崎剛
特撮監督 佛田洋