第23話 2004/7/4
「お前は誰だ?」
 ブレイドとともにモールアンデッドを追い詰めるレンゲル。最後はブリザードクラッシュでモールアンデッドを撃破。橘(天野浩成)に言われるまま、初めてアンデッドを封印すると感激に胸震わせる。
「橘さん、剣崎さん、ありがとうございました」。

 イーグルアンデッドこと高原(林泰文)は、オーキッドアンデッドのみゆき(肘井美佳)に指摘され、カリスが本物か疑問を抱くように。自分で確かめるので手出しはしないでくれ、と高原は立ち去っていく。

 始(森本亮治)は令(藤田瞳子)から栗原が最後に撮影した写真に映っていたと指摘される。令は始が栗原を殺したのでは、と疑念を抱くが、その一方でなぜ自分をアンデッドから守ってくれたのか理解できない。しかし、令に詰め寄られた始は逆上、自分は人間など助けたりはしない、と言い張る。
 そんな2人を見つめていた剣崎(椿隆之)は、始からある男が死ぬ間際、自分の命よりも家族のことだけを心配していた、と聞かされる。そんな人間の気持ちが理解できない始。剣崎は人間なら家族を思うのは当たり前のことだ、と語る。

 高原が令を襲った。異変を察知した始はその高原のもとへ。高原は気絶している令を示し、カリスの正体を探っている邪魔者だから殺してしまえ、と始に迫る。敵意も露にカリスへ変身しようとカードを手にした始の動きを見た高原は羽毛手裏剣を叩き込むとカードを奪う。が、そのカードにはうごめくマンティスアンデッドが。
「カリスはこの中に封印されている…。では、お前は誰だ?」。
 怒りとともに襲い掛かるイーグルアンデッドに対し、始は別のカードを取り出すとなんとドラゴンフライアンデッドに変身してしまう。しかし、ドラゴンフライの力は弱く、イーグルに歯が立たない。そんな光景を遅れて駆けつけた剣崎も呆然と見つめるだけだ。結局、イーグルはマンティスのカードを手に飛び去ってしまう。

 始はカードを奪い返すため、イーグルに戦いを挑むという。カリスに変身できずにイーグルに勝てるとは思えない。が、始はそんな剣崎の制止を振り切って去っていく。

 気がついた令は剣崎に、天音(梶原ひかり)の父、栗原を殺したのは始かも、という。栗原が死んだとき始がそばにいたから、とその理由を知らされた剣崎は、始が言っていた死に際に家族のことを思っていた男が栗原だと察知する。だから始は遥香(山口香緒里)と天音ちゃんの前に現れたのか。剣崎は始の胸の内を初めて知る。

 橘からカードの使い方などについて特訓を受けた睦月は、強い力を持つ上級アンデッドを封印したいと思うようになる。そんな睦月の前に「解放」のカードを狙ってみゆきが現れた。みゆきは上級アンデッドのオーキッド。ここぞとばかり睦月はレンゲルに変身する。

 始の思いを知った剣崎は、始とともに変身のカードを取り返す決意を。イーグルに戦いを挑むブレイドに、始は「これを使え」とドラゴンフライのカードを手渡す。カードを迷わずラウズし、イーグルを追って空へと飛び立つブレイド。イーグルの翼を蹴り抜くと、カリスのカードを奪い返し始へ。
 始はさっそくカリスへ変身しようとするが、その瞬間を狙って令がカメラを構えていた。迷う始…が、苦戦するブレイドを目の当たりにし、意を決するとカリスへと変身する。

 現れたカリスに一瞬ひるんだイーグルをブレイドが撃破。
「人間とアンデッド。お前達もいつかは戦う運命にある」という不気味な言葉を残し、イーグルは封印される。

 始がカリスへと変身する一部始終をカメラに収めた令。しかし、カリスに命を助けられ、彼らの戦いを目の当たりにした彼女は、頑な心を捨てフィルムを感光させるのだった。
 
脚本 會川昇
監督 諸田敏
アクション監督 宮崎剛
特撮監督 佛田洋