第20話 2004/6/6
「標的は虎太郎」
 相変わらずコインロッカーの夢に悩まされる睦月(北条隆博)。鞄の中にレンゲルのベルトを忍ばせ、望美(宮澤亜理沙)と帰宅しようとすると、目の前に剣崎(椿隆之)が。
「ベルト。……返してくれないかな、君が持っているんだろ」。
 しかし、睦月は「なんの話ですか」ととぼけると脱兎のごとく逃げていく。そんな睦月を追いかけた剣崎の前に、レンゲルによって解放されたセンチピードアンデッドが現れた。剣崎はレンゲルのベルトを悪用する睦月に腹立たしさと不安を覚える。

 レンゲルに痛めつけられ、自尊心をも傷つけられた始(森本亮治)は、虎太郎(竹財輝之助)からなぜ遥香(山口香緒里)や天音(梶原ひかり)の前に現れたのかと問い詰められる。雪山で遥香の亡き夫から写真を託されたことを思い出した始だが、その事実を言い出すことができない。苦悩する始は、懸命に庇う天音に救われる。

 睦月の前に今度は橘(天野浩成)が現れた。ベルトを返せという橘に睦月はレンゲルに変身して対抗。橘も仕方なくギャレンに変身するが、レンゲルは睦月の意に反して変身を解除すると、あっけなくギャレンにやられてしまう。どうやらカテゴリーAは睦月をもてあそび、自由には変身できないようにしているらしい。改めてベルトの危険性を告げる橘だったが、睦月は「強くなりたい」と言い放ち走り去っていく。「強くなりたい、か」。そんな睦月にかつての自分自身を重ね合わせた橘は苦い思いを噛み締める。

 このまま無理やりベルトを奪い返しても、きっとベルトは睦月のところに戻ってしまうはず。そう感じた橘は、カテゴリーAが利用しようとしている心の闇から睦月を救ってやりたいという。そんな橘の思いに剣崎も賛成せざるを得ない。

 遥香にも「そっとしておいて」と言われ無力感を新たに帰路についた虎太郎。そんな彼の前に故障した車を修理している女性・みゆき(肘井美佳)が現れた。修理を手伝ってやりながらもみゆきの美しさに魅せられていく虎太郎。そんな様子を遠くから窺う不審な男が…。

 始がアンデッドをキャッチした。あわてて外へ出るが、虎太郎もみゆきも、そして謎の男も姿を消している。実は男=矢沢(是近敦之)は上級アンデッドだった。始は矢沢の狙いが虎太郎であることを感知する。

 虎太郎はみゆきを連れて帰宅。パソコンで自ら書いた原稿を彼女に披露する。パソコンにはアンデッドサーチャーが入っているのに…。勝手にパソコンを操作させる虎太郎に栞(江川有未)は不安を口にするが、みゆきに心奪われた虎太郎はまったく意に介さない。

 虎太郎らが出かけると、橘からアンデッド出現の連絡が入った。が、パソコンのアンデッドサーチャーはまるで反応しない。とりあえず剣崎は現場へ急行するが、途中で出会った始から虎太郎が上級アンデッドに狙われていると聞き、剣崎は急きょ虎太郎のもとへ。一方、橘は制止を聞かずついてくる睦月とともにアンデッドが現れた現場へ向う。

 そして、談笑する虎太郎とみゆきのもとへとやってきた剣崎だったが、いきなり矢沢が変身したカプリコーンアンデッドに襲われた。こいつが虎太郎を狙っているアンデッドなのか。剣崎はブレイドに変身、アンデッドに立ち向かう。

 カリスは復活していたセンチピードアンデッドを撃破。再び封印する。と、そこへアンデッドサーチャーで駆けつけた橘と睦月。
「ギャレン……!」。
 橘の姿を見て、かつてピーコックアンデッドとともに傷めつけられたことを思い出したカリスは…。
 
脚本 今井詔二
監督 長石多可男
アクション監督 宮崎剛
特撮監督 佛田洋