第17話 2004/5/16
「邪悪なベルト」
 アンデッドを倒したブレイドとカリスの前に睦月(北条隆博)が変身したレンゲルが現れた。その圧倒的な力に一方的にやられるカリス。
「これがカリスの力……弱すぎる」。
 レンゲルのつぶやきに屈辱を覚えるカリス。止めに入ったブレイドとともにカリスはカードをラウズしようとするが、なんとレンゲルはカードを使い、ブレイドとカリスが手にしたカードからセンチピードアンデッドとボアアンデッドを解放してしまった。レンゲルは逃げるセンチピードアンデッドを封印、さらに攻撃を加えてくるかと思ったが、なぜか身体に変調をきたすとバイクで走り去ってしまう。

 レンゲルに圧倒された始(森本亮治)は心身ともに傷つくが、心配する剣崎(椿隆之)の手を振り払い去っていく。あのカリスがあそこまでやられるとは…。剣崎もレンゲルの底知れぬパワーに震撼する。それにしても誰がレンゲルに変身したのか?

 変身を解除した睦月は、レンゲルに変身した後の記憶がなかった。
「俺は何をしていたんだ?」。
だが仮面ライダーに変身したことだけは間違いない。以前ブレイドに危ないところを救ってもらい、ライダーに強い憧れを抱いていた睦月は、身体が慣れればブレイドのように俺もアンデッドと戦えるはず、と希望を抱く。

 しかし、その夜、睦月はコインロッカーの中から赤ん坊の泣き声が聞こえる不気味な夢にうなされる。
「また、あの夢かよ…」。
 睦月は悪夢にうなされる苦しみもベルトが解決してくれると、ベルトへの執着をさらに強めていく。

 剣崎らのもとへ橘(天野浩成)がやってきて、レンゲルのベルトは睦月と呼ばれていた高校生が持っていった可能性があるという。いっしょにその高校生を探そうとギャレンのベルトを差し出す剣崎。だが、橘の心はまだ戦いへは向かえないのだった。

 睦月がバスケット部の試合で人間離れしたジャンプを見せた。これもベルトのおかげ?と自ら驚く睦月。ガールフレンドの望美(宮澤亜理沙)も大喜びだが、先輩たちはそんな睦月の目立ったプレイが気に入らない。試合後、文句を言ってくる先輩たちに勝ち気な望美は猛反発。が、争いを好まない睦月はあっさり謝ってしまう。望美はそんな睦月が歯がゆくて仕方ない。

 睦月を探す剣崎はその睦月と再会。が、剣崎は以前助けてやった高校生がレンゲルのベルトを持っている睦月だとは知る由もない。一方、橘はとある事件現場で凶悪な犯人に電流処刑を加える男を発見する。
「あれは!」。
 橘の前にギャレンの適合者とされていた桐生(増沢望)ではないか?いったい何をしているのか?橘は改めて桐生と再会し、真意を確かめようとする。

 ボアアンデッドが現れた。現場へと急行する剣崎だが、なぜか睦月がついていく。
「おれも戦いますよ」。
 睦月はレンゲルに変身、ボアアンデッドを軽く撃退する。
「睦月という高校生はお前だったのか…」。
 愕然とするブレイドだったが、直後レンゲルの圧倒的なパワーを見せ付けられる。
「違う、俺の名はレンゲル。最強の仮面ライダーだ」。
 睦月のものとはまったく違う恐ろしい声が答える。
 ブレイドの制止もきかず、攻撃を加えるレンゲル。そしてブレイドのラウズカードからまたもアンデッドの封印を解いて…。
 
脚本 井上敏樹
監督 石田秀範
アクション監督 宮崎剛
特撮監督 佛田洋