第15話 2004/5/2
「運命の適合者」
 遥香(山口香緒里)と天音(梶原ひかり)を人質に、ドラゴンフライアンデッドは始(森本亮治)をとある地下道へと誘い出す。
「その人たちに手を出したら許さない」。
 始はアンデッドの誘いに応じて地下道へ。剣崎(椿隆之)らもその後を追うと、現場ではカリスとアンデッドが戦いの真っ最中。カリスの指示に従い、剣崎は気を失っていた遥香母子を救い出す。遅れてやってきた虎太郎(竹財輝之助)と栞(江川有未)もホッと胸をなで下ろすが、遥香らを窮地に陥れた始に虎太郎は怒りを隠せない。しかし、カリスが彼らを助けたと剣崎に知らされ、その言葉を飲み込む。
 遥香母子に知られまいと遠くから剣崎らを見ていた始は、剣崎から「2人のそばにいて守ってやれ」と意外な言葉を聞かされる。驚く始は複雑な思いに揺れる。

 小夜子(粟田麗)を殺したのが伊坂(本宮泰風)であることを確認した橘(天野浩成)はギャレンに変身。ピーコックアンデッドに変身した伊坂に怒りのすべてをぶつける。「お前に勝てるわけがない」とタカをくくっていたピーコックだったが、ギャレンの怒りのパワーにタジタジ。なんとか攻撃をかわし逃走する。

 剣崎らに小夜子の死を報告した橘は改めて伊坂を倒す決意を固める。
「例えこの身が滅びようとも」と言い、ふっと自嘲気味に笑う橘。小夜子が死んだことで恐怖心がなくなった…。そんな自分が情けないと嘆く。悲しみに沈む剣崎らだったが、栞は橘の底知れぬ悲しみに触れ、「小夜子さん、橘さんを好きになったこと後悔してないと思う」とやさしい言葉をかける。そんな栞に橘も笑顔を見せて…。

 カテゴリーAに適合すると思われる人間が新たに集められた。伊坂はマインドコントロールで支配する烏丸(山路和弘)の言葉に従い、「一番適合数値が高い」睦月(北条隆博)をライダーに変身させようとする。が、カテゴリーAのパワーの凄まじさにまたも失敗に。改めて力強さを実感した伊坂は、「俺は究極のライダーを手にできる」と満足げな笑いを浮かべる。

 始がハカランダに帰ってきた。遥香と天音に温かく迎えられ、始は戸惑いを隠せない。喜ぶ天音から連絡を受けた虎太郎は、始の正体がアンデッドであることを遥香らに知らせようとするが、剣崎に「それで2人を悲しませるのか」と指摘され何も出来ないジレンマに苦しむ。

 栞がアンデッドサーチャーで伊坂と思われる影を発見した。連絡を受けた橘は現場へ急行。
「剣崎に伝えてくれ。余計な手出しはするな、と」。
 やはり橘は自らの死を賭けて復讐しようとしているらしい。ブレイドに変身した剣崎は、橘より早く伊坂らの前に到着。が、そこで伊坂と行動をともにする烏丸を見つけてしまう。
「所長!?」。
 マインドコントロールされた烏丸は、ブレイドの問いかけにも反応しない。
 やがてやってきた橘は烏丸の救出をブレイドに託すと、自らはギャレンに変身。いよいよ伊坂=ピーコックアンデッドとの最終決戦に臨む。

 激しい戦いの中、小夜子の懐かしい笑顔を思い出すギャレン。その一つ一つの思いが、ギャレンにこれまでにないパワーを与えていった。
「俺は君が好きだった!君のことを大切に思っていた――」。
 ギャレンの思いとともに強烈な攻撃がピーコックアンデッドに炸裂。ついに伊坂=ピーコックアンデッドは倒れ、ギャレンによって封印された。
 
脚本 今井詔二
監督 諸田敏
アクション監督 宮崎剛
特撮監督 佛田洋