第9話 2004/3/21
「戦う者の運命」
 始=カリス(森本亮治)の正体はアンデッドだった。
「お前だけは許せない」と激しい怒りをカリスにぶつけるブレイド。受けるカリスもブレイドのパワーを自らの戦いの本能と結びつけ、「貴様のような奴をこの手でブチのめしたい」と激しく攻撃する。
と、そこへ栞(江川有未)からアンデッド出現の連絡が。しかし、今戦っているカリスもアンデッド。手が離せない、というブレイドだったが、栞から一喝され人間を襲っているもう一体のアンデッドの現場へ向う。そんなやりとりの中、始の正体がアンデッドだと知った虎太郎(竹財輝之助)は激しく動揺する。

 戦うことを放棄し、小夜子(粟田麗)とデートを楽しんでいた橘(天野浩成)の前にアンデッドが出現した。「逃げよう」という小夜子だったが、母親を襲われ涙する少女を見た橘は意を決したようにギャレンに変身。驚く小夜子を残し、アンデッドに立ち向かっていく。しかし、戦い始めると例によってパワーがダウンしていき…。

 苦戦するギャレンの前にブレイドが到着した。傷ついたギャレンを庇いつつ、アンデッドを攻撃するブレイド。しかしアンデッドはどこかへと消えてしまった。
 橘は小夜子に自分がギャレンになるまでのことなど、すべてを告白する。恐怖心のため戦えなくなったと肩を落とす橘に、小夜子は自分も医者を辞めるから南の島へ行こう、と提案する。しかし、小夜子にそんなことはさせられない。橘は寂しい笑顔で「自分で解決する」と告げると立ち去っていく。

 始の秘密を知った虎太郎は、遥香(山口香緒里)と天音(梶原ひかり)に始が危険人物であることを告げに行く。が、始の失踪を心から悲しむ天音と、やさしくなぐさめる遥香を前にしては本当のことが言い出せない。もしかしたら本当はいいヤツなのかも…。かつて天音を2度も救ってくれたことを思い出し、懸命にそう言い聞かせる虎太郎だった。

 そのころ始は街で仁(藤間宇宙)という青年と知り合いになる。死んだ兄と始が似ている、という仁は、始を兄貴と呼び始める。兄が死んだ?始は仁に「家族を失うってどういう気持ちなんだ?」と迫り、仁を唖然とさせる。
 橘の前に再び伊坂が現れた。
「私が君の体を治してあげよう」。
そんな奇妙な提案する伊坂だったが、橘は言葉をさえぎるようにギャレンに変身。伊坂もピーコック・アンデッドとして正体を現し、その底知れぬパワーを容赦なくギャレンに見せつける。
「これが俺の、最後の戦いになるかも知れない」。
 ギャレンは悲痛な思いとともにアンデッドに突っ込んで行く!

 ギャレンとアンデッドが戦う現場に駆けつけた剣崎(椿隆之)だったが、2人はすでに姿を消していた。
「橘さーん!」。
 懸命に探す剣崎。だが、そのころ橘は伊坂らの手によって奇妙な液体の中いた。
「これでギャレンは生まれ変わる」。
 伊坂はそんな橘を見ながら不気味な笑みを浮かべていた。
 
脚本 今井詔二
監督 石田秀範
アクション監督 宮崎剛
特撮監督 佛田洋