第3話 2004/2/8
「彼らの秘密…」
  コンピューターでボードの秘密を探っていた栞(江川有未)の目の前に、突如、烏丸所長(山路和弘)の映像が現れた。剣崎(椿隆之)、白井(竹財輝之助)も駆けつけ、懸命にアクセスを試みるが、パスワードがわからず交信できない。やがてはその映像も消えてしまい、結局は失敗に終わってしまう。
 一方、橘(天野浩成)はその烏丸が横たわる部屋にいた。どうしても聞きたいことがある、という橘だったが、やはり意識のない烏丸からは何も聞き出すことができず苛立ちを募らせる。
 なんとか再び烏丸とコンタクトがとれないか。栞はボードのデータが詰まった白井のパソコンから再びアクセスを試みるが、パスワードは容易にわかるものではない。まさに寝食を忘れての作業となる栞。剣崎も白井もそんな栞にかける言葉も見つからない。

 アンデッドに襲われそうになったところをカリスに救われた天音(梶原ひかり)だが、その後遥香(山口香緒里)が警察に聞いても調査中というだけ。怪物が現れたのは確かなのに、なぜ隠そうとするのだろう?首をかしげる遥香らに始(森本亮治)は「そういうもんですよ、人間ってヤツらは」と毒づく。が、そんな始を亡き父親と重ね合わせる天音は、「お父さんみたいな写真家になって」と言い、始を戸惑わせる。その始の脳裏に天音の父親とのあるシーンが蘇ってきた。瀕死の天音の父・栗原晋は震える手で天音と遥香の写真を始に手渡し、そのまま何も言わず息絶えた…。そんな思いをめぐらせながら見る天音の屈託のない笑顔は、始の胸を締め付ける。

 自分の体が砕け散るイメージに悩まされていた橘は、大学時代の友人で心療内科医の小夜子のもとを訪ねていた。が、どんな検査をしても異常なし。やがて橘は安心しきったように深い眠りについてしまい、小夜子は苦笑を浮かべる。

 栞がパスワードを発見した。さっそくアクセスすると、再び現れた烏丸がアンデッドとライダーシステムについての秘密を話し始める。
1万年前の地球で種の生き残りをかけた戦いに勝利した人類によって封印されたアンデッド。が、何者かが3年前にその封印を解いてしまったという。たちまち人類を襲い始めたアンデッドを再び封印するため、烏丸らはライダーシステムを開発。橘と剣崎が、アンデッドを封印するライダーに選ばれたという。と、そこで映像が乱れ、烏丸は消えてしまった。
 いったい誰が封印を解いたのか?剣崎らは改めて烏丸を探すことに。
 かつてボードがあった研究施設跡で烏丸の居所がわからないか、と手がかりを探っていると、アンデッドサーチャーが反応した。剣崎は現場へ急行、白井と栞も後を追う。

 ディアー(ヘラジカ)アンデッドが現れた。すでに戦うギャレンのもとに駆けつけたブレイドは、ともに戦おうとするが、ギャレンは手出しをするなという。そんなギャレン=橘の言葉を無視するようにアンデッドに挑むブレイド。そんな2人の戦いを冷ややかに見つめるカリスがいた。
「遅い、所詮人間の力なんて、こんなものか」。
 追い詰められるブレイドとギャレン。それでもブレイドはギャレンを庇いつつ、アンデッドを倒すとカードへと封印する。
 変身を解除した剣崎は橘と対峙。ボードを襲ったのは本当か、烏丸を誘拐したのも…、と激しく橘に詰め寄る。しかし、橘はアンデッドの封印を解いたのは烏丸たちの仕業で、そのアンデッドを再び封印するために急遽作られたライダーシステムのため、橘の体はやがて崩壊するという。いつかはお前の体も…、という橘の言葉にショックを受ける剣崎。
「俺はどうなるんだ……このまま戦いつづけていると俺の体も!?」。

 帰宅した始は、異変を感じて部屋へと駆け込む。すると部屋中が銀粉に包まれているではないか。
「なんなのよ、これ」。
 そして銀粉が消えると、飾ってあった写真が発光して燃え上がっていく。
 そのころ別の場所で蛾アンデッドが姿を現した。途端に察知する始で…。


 
脚本 今井詔二
監督 鈴村展弘
アクション監督 宮崎剛
特撮監督 佛田洋