宇野球一
宇野球一 左肘にボールの痣を持つ四番打者、投手である本作の主人公。旧名、宇野球児(途中で改名)。不慮の事故で顔に傷を負った阪神の江夏に成りすまし、対巨人戦へ顔面包帯姿での乱入を果たす。その活躍ぶりを伝えるニュースがシュウロの目に留まり、打倒大リーグのための新生球団「アストロ球団」の一員として最初のメンバーに。投球後、三段階に渡って変化する「三段ドロップ」(一試合に五球以上投げては肉体が危険)に始まり、タイミングによっては自らの腰をも砕く「スカイラブ投法」(一試合に二球投げては肉体が危険)の他、掌をドリルで傷つけることで、手から離れた途端ボールを自由自在に変化させる「七色の変化球」、さらには高めから突然消えて低めのコースに出現する「ファントム魔球」(特訓なしで披露)など、盛りだくさんの必殺技を敵に打たれては新たに開発する超人。打撃面でも「ジャコビニ流星打法」という得意技を持つ。5歳の時に野球修行のため渡米したことがある野球エリートとも言われているが、その過去は謎に包まれている。超人であることにあぐらをかかない、ある意味努力家とも言える側面も併せ持つ、正義感溢れる熱血漢。男の死に場所はマウンドと決めているほど野球一筋で、性格は単純で怒りっぽく、かつ涙もろい。だが自分以上に仲間が熱く猛ると、時にはそれを制する冷静さも見せる、多少のバランスの良さも兼ね備えた人物。