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『激論!日本が"自立"する時』
=戦後今だに続く米国の呪縛=

善し悪しは別にしても、戦後、軍事、経済の両面において日本とアメリカは不 可分の関係で来たことは、誰しも否定できないところでしょう。しかし、そんな ニッポンの在り様を、かつて石原慎太郎東京都知事が「てんそくされた妾」と称 したように、「自立できていない」と捉えるむきもあります。

自前の「軍隊」を持たず、アメリカから「与えられた」憲法を受け入れ、ひた すら経済発展を突き進んで来たニッポン。その発展も、日米安保条約と対米貿易 黒字に支えられてきた部分が大きいのは事実です。
戦後50年、日本はそんな在りようでよかったのかも知れません。しかし、冷 戦崩壊から10年あまりが過ぎ、世界のパワーバランスが大きく変化した今日、 改めてニッポンの「自立」を求める声も聞かれ始めています。その「自立」とい うのは、憲法や軍隊、国際貢献の面からみれば、どうも小沢一郎氏の言うところ の「普通の国」のイメージに近いようにも感じられます。また、「自立」につい て考える時、もちろん「憲法」や「軍隊」のこともそうですが、ビッグバンに象 徴された経済的な面や、近年特に注目を浴びている近隣諸国との関係から見る時、 独立国として独自の外交がいかにあるべきかといった面からも考える必要がある のでしょう。
ひとつの国として「自立」すべきか?否か?と問われれば、もちろん「自立」 を望む声が多いのは当然です。しかし、「自立」を模索するのであれば、政治、 経済、外交、文化などの各面において明確なビジョンと的確な手段が必要となる のではないでしょうか?
半世紀にわたってそれなりにうまくやってきたこの国のシステムを、今改めて 新調する事で、私たちの国民生活にどの様な影響が及ぼされるのでしょうか?果 たしてその「自立」とは、どれくらいのコストとリスクがかかり、そのコストや リスクを負う覚悟が、私たちにはあるのでしょうか?また、日本の「自立」の問 題とは、憲法や軍隊などのある種の制度の問題なのでしょうか?それとも、経済 発展も一通り成し得、国民の意識の中にぽっかりとできた隙間を「何で埋める」 かと言った、新たな問題なのでしょうか?

先日閉会した国会では、今後の日本の行く末を左右するような法案が、一部から の「性急だ」という批判の中、続々と成立しました。この一両年は、21世紀を 目前に、日本の行く末を占うひとつのエポックとなるという指摘もあります。そ んな最中、今月の「朝まで生テレビ!」では、日本の「自立」をキーワードに、 徹底討論してみたいと思います。






=Panelist=

司会進行 :田原総一朗

進 行 : 渡辺宜嗣・丸川珠代

パネリスト:

 石原伸晃   自民党・衆議院議員
 平沢勝栄   自民党・衆議院議員
 枝野幸男   民主党・衆議院議員
 遠藤乙彦   公明党・衆議院議員
 東 祥三   自由党・衆議院議員
 穀田恵二   日本共産党・衆議院議員
 福島瑞穂   社民党・参議院議員

 石川 好   作家
 井尻千男   拓殖大学日本文化研究所所長
 猪瀬直樹   作家
 工藤雪枝   ジャーナリスト
 宮崎哲弥   評論家
 森本 敏   野村総合研究所主任研究員
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表紙

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