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『激論!迷走する日本民主主義』
=いつのまにか、決まっている。=

先日、政府与党は、今国会の会期を8月13日までと大幅に延長することを決定しました。その背景には、「通信傍受法案」「住民基本台帳改正案」「国旗国歌法案」などの懸案を、「自自公の勢力」で、一気に成立させたいという思惑が伺えます。
しかし、どれも国民生活に大きな影響を及ぼす問題であるにもかかわらず、十分な国民的議論を尽くされたとは言い難く、数を頼みに話を進めている感は拭えません。

思えば「盗聴」や「国民総背番号制」「国旗・国歌の法定」は、政府与党の一部が、長年「やりたくてもできなかったこと」であり、話に上がりはしてもそのつど野党の反対で「封印」されてきたことです。なぜ、今この時期に、雪崩をうつように、その「封印」が次々と解かれようとしているのでしょうか?
これらの法案が成立する事が、日本と日本国民の将来にとって良い結果となるのか、悪い結果となるのかは、いまはまだ定かではありませんが、いづれにしろ国民的議論を通じて、コンセンサスを得ることは大切なことではないでしょうか?
つい先だって成立した「ガイドライン法」もしかり、地方自治体のあちらこちらで起こっている住民投票の動きなどをみても、国民の意識とその代表である国、地方の議員の選択とが微妙に乖離しはじめているようにも感じられます。
それは、「日本の民主主義」がいま大きな曲がり角にさしかかっている証でもあります。その意味からも、この3法案によって「日本の民主主義」が改めて問われていると言っても過言ではないでしょう。

今回の「朝まで生テレビ!」では、この3つの法案の内容を検討し、これらの法案が成立すると、私たちの生活にどの様なメリット、デメリットをもたらすのか?それらの法律が目指す先とその本質はどこにあるのか、そして、更にはこれからの日本が国家としてどうあるべきかにいたるまでを、様々な立場の方々にお集まり頂き、討論を通じて考えてゆきたいと思います。






=Panelist=

司 会 :田原総一朗

進 行 : 宮崎 緑・渡辺宜嗣

パネリスト:

 井尻千男   拓殖大学日本文化研究所所長
 菅沼光弘   元公安調査庁
 田中康夫   作家
 藤井厳喜   国際問題評論家
 宮崎 学   作家
 宮崎哲弥   評論家

 平沢勝栄   自民党・衆議院議員
 西村眞悟   自由党・衆議院議員
 上田 勇   公明党・衆議院議員
 枝野幸男   民主党・衆議院議員
 木島日出夫  日本共産党・衆議院議員
 保坂展人   社民党・衆議院議員

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表紙

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