2月のテーマ・パネリスト ntitle2.gif (1328bytes)

『激論!少年達はなぜキレるのか?!
 校内暴力、いじめ。今、表に現れない”内”での反乱……
先月28日、栃木県黒磯市で起こった中学一年生による女教師刺殺事件は、日本全国の親や教師を震撼させました。そして、この事件をきっかけに、東京江戸川の警察官襲撃事件など、堰を切った様に、全国各地で少年によるナイフを使用した事件が、立て続けに起こっています。

昨年の「神戸連続児童殺傷事件」以来、子どもたちの抱える問題や、彼らを取り巻く環境については、様々な議論、検証が試みられ、それに伴い「心の教育」に代表される様な対応策もなされてきました。
しかし、再び事件は起こってしまいました。そして、ここのところ起きている一連の少年事件の特徴としては、「普通の子」と目されていた子どもが、突然「キレて」暴れだし、手が着けられない状況になる。それと、犯行にナイフが使用される、という2点が挙げられています。この事態に、文部省は緊急避難的対応策として、学校長の裁量で生徒の「持ち物検査」を行う方針を固めました。また、ナイフを使う犯行について、テレビドラマの影響を指摘する声があがり、メディア側に自粛の姿勢もでてきています。
しかし、ここ一連の少年事件の背景に潜む問題は、かなり複雑で奥の深い問題であることは、多くの人が感じているところでしょう。それは、学校教育の問題であり、家庭の問題であり、ひいては、大人社会全般の問題でもあるわけです。
子どもの問題は、総じて大人の問題であると考えます。子どもが変わったといわれますが、子どもが自然発生的に変わる事はあり得ないことで、つまりは、家庭や学校、大人社会が変わったことが、「子どもの変化」の原因と考えられるわけです。いまこそ、私達大人が、子どものことを真剣に考えて、対処しなければならないと取り返しのつかないことになってしまうのではないでしょうか?望むと、望まざるとに関わらず、将来の日本を担うのは、今の子ども達なのです。

そこで、今回の「朝まで生テレビ!」では、現場の教師、PTAの方々を交え、今の子どもたちの状況をふまえつつ、一連の少年事件についてその原因と対策を多角的に考えて見たいと思います。

=Panelist=

司 会 :田原総一朗

進 行 : 宮崎 緑・渡辺宜嗣

パネリスト:

 安部譲二   小説家
 尾木直樹   教育評論家、元中学校教師
 河上亮一   中学校教師、プロ教師の会
 寺脇 研   文部省生涯学習振興課長
 ピーター・フランクル  数学者、算数オリンピック常務理事:在日10年
 福島瑞穂   弁護士
 藤井誠二   ルポライター
 宮台真司   東京都立大学助教授

現役中学校教師:

 四方繁利   都内公立中学校教頭、映像文化批評家
 大谷猛夫   都内公立中学教師・社会
 熊倉峰広   都内公立中学教師・国語
 長谷川潤   大阪公立中学教師・国語
 吉村葉留枝  都内公立中学校養護教諭

父母・PTA:

 島田益吉   東京都公立中等学校PTA協議会 会長
 足立信幸   東京都公立中学校PTA協議会 総務理事
 古賀節子   都内公立中学校PTA会長
 千葉小夕起  目黒区中学校PTA
 高津 隆  「日本父親学会」会員、会社員




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