■7月のテーマ・パネリスト | |
『激論!14歳の冷血と少年法』 未成年者の事件報道、義務教育現場の実態・・ |
世間を震撼させた「神戸小6殺害事件」は、容疑者逮捕で一段落はしたものの、逮捕された容疑者が14才の中学3年生であったということで、私達は事件そのものの衝撃以上に、暗いどん底に突き落とされた感じがします。 この事件が、社会に投げかけた問題は多岐にわたります。逮捕直後から、少年の処分をめっぐて少年法の改正問題が取りざたされるようになりました。また、新潮社の写真週刊誌「FOCUS」誌上における容疑者少年の顔写真掲載に端を発した、マスコミジャーナリズムの問題。ホラー映画、コミック雑誌などサブカルチャー規制の問題やインターネットの情報のあり方の問題などなど、個別に考えていくにしても、それぞれ重大な問題をといえるでしょう。中でも、とりわけ、取りざたされるのが、犯行の動機との関係から、「学校の問題」と「家庭の問題」です。その中には、少年の常軌を逸した犯罪の原因を「家庭」や「学校」「社会」に求めようという論調が、少なからずあります。 そこで、今回の「朝まで生テレビ!」では、学校の抱える問題に焦点を絞り(「学校の問題」は「家庭の問題」と表裏だと考えます)現役の中学校の先生方にも多数スタジオにお越しいただき、今回の事件を、生徒たちは、教師達は、どう受け止め、どう消化しようとしているのか?思春期にある少年少女達がいま何を考え、学校では何が起こっているのか、など、議論をつうじて、少年法のあり方や今日的な教育の在り方など考えつつ、思春期の青少年特有の不安定な状況に、わずかでも光をあててゆければと思います。 |
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=Panelist= 司 会 :水口義朗「婦人公論」編集長 進 行 : 宮崎 緑・渡辺宜嗣 パネリスト: 大島 渚 映画監督 大谷昭宏 ジャーナリスト 小田 晋 国際医療福祉大学教授 尾木直樹 教育評論家 河上亮一 中学校教諭、プロ教師の会 ケント・ギルバート カリフォルニア州弁護士 鳥山敏子 「賢治の学校」、元小学校教諭 見沢知廉 作家 山田万里子 弁護士 藤井誠二 ルポライター 現役中学教師30人 |
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