■朝までnamadas「現代青少年」 |
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朝までnamadas 現代の青少年に関する資料
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「青少年白書」から読む現代の若者像
資料:総務庁青少年対策本部「世界青年意識調査」(平成5年) (18歳から24歳までの1,000人を対象としたアンケート調査)
●悩み・心配事は?(複数回答) |
1位 | お金 (34.9%) |
2位 | 仕事 (26.8%) |
3位 | 就職 (21.0%) |
4位 | 異性 (18.8%) |
5位 | 健康 (16.6%) |
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●それを誰に相談する?(複数回答) |
1位 | 友だち (51.9%) |
2位 | 母 (37.7%) |
3位 | 恋人 (21.2%) |
4位 | 父 (18.8%) |
5位 | きょうだい(17.7%) |
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●自分自身の生活と社会のかかわり方については?
「もっとも大切なことは、自分自身の生活を充実させること」 60.0%
「それだけでは十分ではなく、社会のために役立つことをしたい」 36.6%
●最も重視する暮らし方って? |
自分の好きなように暮らす | 56.3% |
経済的に豊かになる | 28.3% |
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●社会に不満ある? |
満足 | 8.9% |
やや満足 | 34.6% |
やや不満 | 37.5% |
不満 | 15.9% |
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●社会の問題は何?(複数回答) |
学歴により収入や仕事に格差がある | 53.8% |
環境破壊に対して国民が無関心である | 50.9% |
老人や身体障害者などに対する社会福祉が十分でない | 35.6% |
正しいことが通らない | 35.6% |
まじめな者が報われない | 30.3% |

若者の逸脱行動
●少年の刑法犯罪構成(平成6年)
年齢別構成 (総数 131,268人) |
14歳 | 18.7% | 17歳 | 15.3% |
15歳 | 23.5% | 18歳 | 11.1% |
16歳 | 23.2% | 19歳 | 8.3% |
(資料:警察庁「警察白書」)
●薬物乱用
最近は、シンナーだけでなく覚醒剤や、大麻などが若者に広がりつつ あるといわれている。特に、女子の覚醒剤乱用の割合の高さが目立つ。
薬物乱用で補導された少年の学職別状況(平成6年) |
| 総数 | 中学生 | 高校生 | その他 | 有職少年 | 無職少年 |
シンナーなどの乱用 | 7,344 | 812人 | 997人 | 208人 | 2,832人 | 2,495人 |
(その内の女子の割合) | (34.4%) | (42.1%) | (40.6%) | (51.4%) | (18.9%) | (45.5%) |
覚醒剤事犯 |
827人 | 13人 | 41人 | 22人 | 317人 | 434人 |
(その内の女子の割合) | (53.9%) | (100%) | (56.1%) | (59.1%) | (38.8%) | (63.1%) |
大麻事犯 | 297人 | 8人 | 66人 | 35人 | 108人 | 80人 |
(その内の女子の割合) | (17.2%) | (100%) | (13.6%) | (14.3%) | (10.2%) | (22.5%) |
(資料:警察庁「警察白書」)
●性の逸脱行動
近年、ブルセラに始まり、援助交際など女子高校生の性が話題になって いるが、現状はどうなっているのだろうか。
性の逸脱行動で補導した少女の学職別状況(注) |
| 総数 | 小学生 | 中学生 | 高校生 | 大学生 | 有職少女 | 無職少女 |
平成5年 | 3,946人 | 10人 | 1,083人 | 1,108人 | 17人 | 424人 | 1,206人 |
平成6年 | 4,715人 | 10人 | 1,243人 | 1,573人 | 20人 | 388人 | 1,354人 |
(注) 性の逸脱行動で補導した女子とは、売春防止法違反事件の売春をしていた女子少年、児童福祉法違反(淫行させる行為)事件、青少年保護育成条例違反(みだらな性行為)事件及び刑法上の淫行勧誘事件の被害女子少年、虞犯少年のうち不純な性行為を行っていた女子少年並びに不良行為少年のうち不純な性行為を反復していた女子少年をいう。
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補導した女子の性の逸脱行動の動機(平成6年 総数4,715人を100%として) |
自ら進んで | (56.2%)
| 誘われて | (37.5%)
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遊ぶ金が欲しくて | 21.9% | 興味から | 21.2% |
興味・好奇心から | 17.1% | 遊ぶ金が欲しくて | 9.9% |
特定の男が好きで | 10.7% | その他 | 6.4% |
セックスが好きで | 3.1% | | |
(資料:警察庁「警察白書」)

Hot Key Words
【いじめ】
いじめはどんな社会でも、どこの学校にも少なからず存在するが、それにしても近年いじめに関する問題は深刻化している。
1985年頃から、いじめが大きな社会問題として取り上げられるようになった。同年だけで、いじめによる自殺が9件発生し、警察が傷害、恐喝など事件としてあつかった悪質な「いじめ」だけで274件(上半期)に昇った。昨年95年にも、新潟県の中学1年生がいじめを受けた生徒の名を遺書に告白し自殺。千葉、福島、鹿児島、長崎などでも子供達が自殺で命を絶った。
平成6年には、全ての学校においていじめの実態調査が行われたが、その結果、小学校においては31%、中学校においては55%、高校においては38%の学校でいじめが見られた。しかし、いじめの実体は掴み切れていないのが現状である。
いじめは日本特有の現象ではないく、他の国もいじめ対策に取り組んでいる。
ノルウェーでは、いじめの実態調査をもとに、いじめ防止プログラムを作成し、小、中高に導入したところ、約二年後には半分まで減ったという。イギリスでは、80年代半ば、いじめを受けた少年を志をきっかけに政府が本格的に取り組み始めた。具体策として、(1)いじめられた子供に、自己回復訓練(いじめを回避し、いじめられた場所から素早く逃げるテクニックを教える)を受けさせる。(2)いじめた子にもカウンセリングをするー等の対策が行われている。アメリカでは、カウンセリングの訓練を受けた生徒が、いじめに悩む生徒の相談にのる「同輩カウンセリング」が盛ん。聞いた内容が深刻な場合、職業カウンセラーがバックアップする体制を採っている。 |
【摂食障害】
過食症、拒食症などを摂食障害と呼び、主に、若い女性の痩身願望からくる過度のダイエットによる減食や、その反動として起こる過食などがある。1983年にカレン・カーペンターズが拒食症で死亡したことにより、拒食症の恐ろしさが認知されるようになった。
摂食障害の原因は、単にダイエット願望だけではなく、その裏に家族、文化、社会など多面的な要因が関係している。特に青年期は親への反抗や自己主張をしながら自立をしていくと同時に、自分はいったい何なのか、何をすべきか、どう生きるべきかといったアイデンティティーを意識し始める時期でもある。そこでのつまずきが摂食障害へ向かう一因でもあるといわれている。
また、精神医学者である斉藤学氏は、「摂食障害は、薬物・アルコール依存症、登校拒否や家庭内暴力、一部のギャンブル狂、仕事依存、強迫的児童虐待などと質を同じくする嗜癖行動」だといっている。
(資料:「日本の論点」(文芸春秋)) |
【AC(アダルト・チルドレン)】
95年の11月にアメリカのクリントン大統領が、雑誌のインタビューで「自分はアルコール依存症の継父が暴力を振るう家族なかで少年時代を送り、自らアダルト・チルドレンである」と告白したことにより、ACに対する関心が高まった。
ACとは、正式には「アダルト・チルドレン・オブ・アルコホリック(アルコール依存症の親を持ち成人した子供達)」(ACOA)。薬物依存症、ギャンブル依存症、ワーカホリックの家族の他、家族関係がうまく機能しない家で育った人も「アダルト・チルドレン・オブ・ディスファンクショナルファミリー」(ACOD)と呼び、両方を区別なくACと呼ぶ。
精神科医の斉藤学さんは、日本でACを最初に取り上げた人物だが、アルコールばかりでなく過食・拒食、薬物、ギャンブルや仕事などにおぼれる人々も、その裏には家族との関係が問題になっているという。「アルコール依存症の親に育てられた子供は、本音を口にしたり、感情を表に出したりすると世の中が混乱して大変になると考える。そのため主張や感情を殺して生きるという癖を身につけると同時に、親の期待を読みとってそれに沿って生きようする。」
サイコロジストの信田さよ子さんは、「自分が自分として承認されることがあまり少なかった人生を通して、ACは自分を承認すら出来ないで生きてきた。その欲求は「居場所のなさ」「生きていてもいいのだろうか」「この世に存在してもいいのだろうか」の感覚と重なっているのではないのか」と分析している。
(資料:「アダルトチルドレン」西山 明 (三五館)) |
【淫行条例】
18歳未満の少年少女とのみだらな行為を罰する条例。現在、都道府県レベルでは東京都と長野県以外は全て制定している。
東京都では、10年前にも淫行条例制定を検討したが、当時は「性の問題は個人的なものであり、法的規制は慎重に行うべき」として、答申しなかった。しかし、近年、援助交際やテレクラなど性の乱れが社会問題化。淫行条例の策定を求める請願・陳情が多くなり再び諮問することとなった。 |

若者の意識調査特別編《中・高校生の“恋”に関する赤裸々アンケート》
小学館「プチセブン」7月15日号に掲載された「みんなの恋愛実態大調査」 (読者10、000人分のアンケート結果)を一部ご紹介。
Q1:今までに、男の子とつきあったことある? |
| 高校生 | YES:80% | NO:20% | 中学生 | YES:67% | NO:33% |
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Q2:今までに、“A”したことある? |
| 高校生 | YES:69% | NO:31% | 中学生 | YES:49% | NO:51% | |
Q3:初Aは何才? | Q4:初Aの場所は? |
1位:13才 26% | 1位:カレの部屋 22% |
2位:14才 20% | 2位:友達の部屋 19% |
3位:12才 17% | 3位:道路 18% |
4位:15才 15% | 4位:公園 17% | |
Q5:今までに“B”したことある? |
| 高校生 | YES:53% | NO:47% | 中学生 | YES:28% | NO:72% | |
Q6:初Bは何才? | Q7:初Bの場所は? |
1位:15才 27% | 1位:カレの部屋 46% |
2位:16才 23% | 2位:自分の部屋 18% |
3位:14才 19% | 3位:公園 15% |
4位:13才 10% | 4位:友達の部屋 13% | |
Q8:今までに“C”したことある? |
| 高校生 | YES:35% | NO:65% | 中学生 | YES:14% | NO:86% | |
Q9:初Cは何才? | Q10:初Cの場所は? |
1位:16才 31% | 1位:カレの部屋 59% |
2位:15才 25% | 2位:ラブホテル 16% |
3位:14才 16% | 3位:自分の部屋 11% |
4位:17才 15% | 4位:学校 3% |
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