■ 11月のテーマ・パネリスト |
安倍政権が力を入れる政策のひとつに「教育再生」があります。 安倍氏は総理就任直後から教育再生担当の首相補佐官を置くとともに、鳴り物入りで「教育再生会議」を立ち上げ、教育基本法の改正にもすこぶる積極的でした。しかしながら、皮肉なことに、そんな安倍氏の登場を待っていたかのように、教育にかかわるさまざまな問題が噴出し始めたのです。 相次ぐ「いじめ自殺」に高校の「単位未履修」の問題。教育基本法改正についてのタウンミーティングでの「やらせ質問」など、いったいどこから手をつけてよいのかわからないほど、問題は広範にわたり、一概に「教育」の問題と言ってもなかなか対応は難しそうです。 さらには、毎日のように報道される、残忍な「親殺し」「子殺し」事件の数々などは、現代社会の家族やコミュニティの抱える問題の深刻さを示しています。 核家族化や地域コミュニティの崩壊は、その弊害が指摘され始めてから、すでに四半世紀は過ぎているでしょう。そして、核家族化や地域社会の崩壊のしわ寄せが、学校教育などの「制度」へ過剰な負荷を与えているという指摘がなされるようになってからも少なくない時間が経ているはずです。 にもかかわらず、「いじめ」を含めた一切の問題は解決されず、今日に至り、日々その状況は悪化しているといっても過言ではないのではないでしょうか? これらの問題は「教育」の枠を超えた国民的課題であることは間違いありません。 そこで、今回の「朝まで生テレビ!」では、最近の教育問題を入り口に、家庭や地域社会のあり方などの問題まで徹底討論します。 |
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