■ 10月のテーマ・パネリスト |
7月のミサイル発射実験に続く、今回の北朝鮮の核実験は、6カ国協議が一切の進展を見せない状況で、日本はもちろん、関係諸国に大きな衝撃を与えました。直後から中国の唐家セン国務委員は精力的に動き、ライス米国務長官も関係各 国歴訪するなど、事態はあわただしく動いています。 関係当事国のみならず、世界は、この事態を受けてどのように動き出すのでしょうか? 国連では、安保理における制裁決議が採択され、武力制裁は行わないものの、国際社会の厳しいメッセージを北朝鮮に突きつけることになりました。 それに先立ち日本は独自の制裁行動に出たわけですが、果たして、北朝鮮の核放棄を実現させることができるのでしょうか? 一方、北朝鮮の核保有が国際社会に黙認されるようなことになれば、東アジアのパワーバランスは、一気に流動的なることが考えられます。 いわゆる「核ドミノ」現象が起こり、韓国や台湾にも核保有へ動き出せば、世界で唯一の被爆国である日本においてさえも「核保有」の声が上がる懸念は十分考えられます。すでに、中川政調会長の「核保有についての議論」容認発言などが飛び出し、内外で波紋を呼んでいます。 いずれにしろ、事態はすでに動き出してしまいました。関係当事国は、この事態にどのように臨むのでしょうか?金正日体制はいつまで続くのか? 体制が変われば核問題は解決するのか?北朝鮮の核が実際使われるような事態が起こりうるのか?そのとき日本は、どのように対応するのか?できるのか? アメリカは?中国は?そして、不安定化する東アジアの軍事情勢の中で、自らの安全保障のため、日本もまた「核武装」すべきなのでしょうか? 今回の「朝まで生テレビ!」では、この北朝鮮の核実験を受けて、東アジアの平和と繁栄を実現、維持していくために、世界はどう動くのか? そして日本は何をなすべきなのか?また、何をしてはいけないのか?を徹底討論します。 |
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