■4月1日のテーマ・パネリスト |
ニッポン放送の支配権をめぐり、ライブドアとフジテレビとの死闘が繰り広げられています。企業買収はこれまでも数多く行われてきたはずですが、ここまで世間の注目を浴びた企業買収は、これまでにはなかったのではないでしょうか?ことの成り行きなど詳細については、各メディアを通じて日々伝えられているところなので、既に皆様ご存知のことと思います。“ホリエモン”とあだなされる堀江社長のキャラクターもあって、新世代と旧世代の世代間闘争というイメージが強調されているようにも見受けられます。 堀江社長と言えば、昨年は近鉄買収に名乗りを上げ、結果こそ敗れはしましたが、プロ野球界の改革に大きな一石を投じることになりました。今回のニッポン放送買収劇も、既に様々な方面に波紋を広げています。株式市場の時間外取引の規制や改正会社法の一部凍結といった問題、外国資本によるメディア支配の是非、メディアの公共性と事業としての放送のあり方、そして、経営者の事業に対する経営姿勢といった問題まで、サラリーマンに限らず、学生や主婦層まで巻き込んで、国民を二分する議論がなされています。 しかし、このような事態がいづれ訪れることは、金融ビッグバンが行われた1990年代末ごろから、わかっていたはずです。まして、シーガイアや新生銀行の例を挙げるまでもなく、既に日本には多くの外国資本が入ってきています。時代は変わったのでしょうか?その象徴が“ホリエモン”なのでしょうか?ここへきて、いよいよ日本型の経営は、息の根絶たれることになるのでしょうか?それとも、このようなやり方こそが、日本経済の明日を切り開いてゆくのでしょうか?そして、そもそも会社とはいったい誰のものなのでしょうか? 今回の「朝まで生テレビ!」では、この「ライブドアVSフジテレビ」の投げかけた問題を、企業のあり方、経営のあり方、そして日本おける資本主義のあり方という点から徹底的に議論します。 |
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