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先月10日の皇太子さまの記者会見に端を発した「皇室内における雅子さまの処遇に関わる問題」は、海外メディアなども巻き込んで、天皇制と皇室のあり方に根本的な問題を提起することになっています。
昨年12月に長期休養の宣言をされてから、今日にいたる半年間の雅子さまの「静養」は、やはり“異常事態”であることに間違いは無いようです。
その原因が、「世継ぎ問題」のプレッシャーだったのではないか?といったところから、皇室典範を改めて、女性天皇を認めるべきか否かに、議論の方向が向いています。
また、「キャリアと人格を否定」したという皇太子さまの言葉から、雅子さまの意向に反し、海外渡航や皇室外交が制限されたことが、雅子さまをここまで追い詰めてしまったという見方もあるようです。しかし、それも象徴的な出来事に過ぎず、代々受け継がれてきた皇室内部の慣習やしきたりやなどが、やはり民間出身の雅子さまにとっては、ストレスになったのかもしれません。
他にも、宮内庁幹部や身辺の世話をする侍従等と信頼関係を結べずに孤立してしまったという話もあり、宮内庁サイドの閉鎖性や官僚的対応も問題にされています。
以前から、皇室は「開かれた皇室であるべきか、否か」は、ことあるごとに議論されてきたわけですが、二代つづけて民間から后を迎えたにもかかわらず、皇室は国民とは大きく隔たったところにあり、今回の雅子さまの問題が、その深淵を垣間見せているかのようです。
とはいえ、憲法の第1条で、その存在を「国民統合の象徴」と謳われている「天皇」、そしてその家族である皇室は、21世紀を迎えてその在り方を改めて問いなおされているかもしれません。折しも、「憲法改正」が叫ばれる中、「天皇」を「元首」とするのか、否かも、この国の在り様に大きく関わる問題であります。
そこで、今回の朝まで生テレビでは、雅子さまの問題を入り口に、女性天皇の是非や21世紀の天皇、皇室の在り様について、専門家の方々を交え、徹底討論します。




司会: 田原 総一朗
進行: 長野 智子, 渡辺 宜嗣
パネリスト: 猪瀬 直樹(作家,東京大学客員教授)
笠原 英彦(慶応大学教授)
工藤 雪枝(拓殖大学客員教授,ジャーナリスト)
小林 よしのり(漫画家)
小宮山 洋子(民主党・衆議院議員,「次の内閣」法務大臣)
四宮 正貴(著述家,四宮政治文化研究所代表)
高橋 紘 (静岡福祉大学教授)
遙 洋子 (タレント,作家)
宮崎 哲弥(評論家)
森岡 正宏(自民党・衆議院議員)
八木 秀次(高崎経済大学助教授)


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