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『激論 “アフガン空爆作戦”は本当に成功したのか?』

 アメリカの空爆が続いています。先日は、ついに地上部隊を投入したというニュースも入ってきました。戦況は逐一報道されていますが、実際アフガニスタン国内がどのような状況にあるのかはわかりません。まして、オサマ・ビンラディン氏やアルカイダの主力部隊がいまどのような状況にあるかは、まったく分りません。

 その一方で、早くもアメリカや周辺諸国の思惑を含みながら、戦争終結後のアフガニスタンの政権構想が始まっています。けれども、これまでのアフガニスタンの歴史をみても、平和的な政権の樹立、維持は困難が予想され、国連もまだPKOの展開には具体的に言及しないと言う立場をとっています。そもそも何をもって「戦争終結」とするのかも定かではなく、戦争自体が長期化するという指摘もあり、ラマダンや厳しい冬を前に現地の状況はますます、不透明になっているようです。

 日本では、テロ対策特別措置法の成立も間近となっていますが、湾岸戦争のときの「貢献議論」やPKOの時の「自衛隊派遣の是非」を問うような議論が、今回は余り聞こえてきません。今回の措置法が時限立法であり、実質的には今回の事態にだけ適応されるものであるという認識があるからなのでしょうか、既に自衛隊がアメリカの戦争の「後方支援」を行うことが既成の事実として物事が進行している感もあります。世界の国々が共通の認識にたった「テロ根絶」という目的のために、日本になにができるのか?なにをすべきなのか?そして、そもそも、なぜ今回の様なテロが起こったのか、ということも、もう一度基本に立ち返って議論してみる必要もあるのではないでしょうか?

 そこで、今回の「朝まで生テレビ」では、戦争の今後の展開と、アフガニスタンのこれからについて、そして、今回のテロはなぜ起こったのか?という問題などを政治家、各分野の専門家の皆様などをお招きして徹底討論したいと思います。


=Panelist=

司会進行 :田原総一朗
進 行 : 渡辺宜嗣・丸川珠代

パネリスト:
アミン・コヒィ (貿易会社社長,セラピスト)<アフガニスタン出身>
石破 茂 (自民党・衆議院議員,安全保障委員会理事)
飯塚 正人 (東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助教授)
笈川 博一 (杏林大学社会科学部教授)
河野 太郎 (自民党・衆議院議員)
森本敏 (拓殖大学教授)
首藤 信彦 (民主党・衆議院議員)
田岡 俊次 (朝日新聞編集委員)
デーブ・スペクター (テレビプロデューサー)
辻元 清美 (社民党・衆議院議員,党政審会長)
歳川 隆雄 (ジャーナリスト,インサイドライン編集長)
宮崎 哲弥 (評論家)


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