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『激論!どうなる国民生活 !?』
 小泉首相が断行しようとしている「聖域なき構造改革」を前に、「9月危機」がまことしやかにささやかれています。しかし、この「○○危機」という言葉を私たちはこれまで幾度となく耳にしてきました。

 様々な経済指標は不況であることを示していますが、国産高級車が予想以上の売れ行きを示し、海外旅行者数もこの夏は、再び過去最高を更新する見込みだと言うことです。給料が伸びない分は、デフレによる物価下落が補っている(?)とも言います。

 一見、この不況の影響は、私たち国民生活にとって別段深刻なものではないようにも見えるかもしれません。しかし、「このままで済むはずはない…」と思っている人は少なくないはずです。「切迫感はそれほどない」が、「このままでよいはずもないし、またこのまま続くはずもない」というのが、大方の国民の感じているところなのではないでしょうか?経済的困窮の実感はまださほどないにしても、閉塞感はひしひしと感じる…そんな国民の不安と迷いの現われが、表では「“小泉改革”の支持」、裏では「9月危機」という形となって現れているように見受けられます。

 いま、その「9月危機」を目前に、再び「“構造改革”か、“景気対策”か」という二者択一の問いが、政治の一部やメディアを中心に挙がり始めています。しかし、小泉内閣が「痛みの伴う改革」を掲げ、国民の多くがそれを支持している以上、おそらくよほどのことがない限り「改革」は断行されるのでありましょう。では、これから迎えようとする「改革」とは、そして、それに伴う「痛み」とは、一体どのようなものなのでしょうか?

 「構造改革」にしろ「景気対策」にしろ、私たち国民とは遠いところの議論のようにも感じられます。しかし、「痛み」は、確実に私たち国民に向かってやってきます。果たして、その「痛み」は国民が等しく味わう痛みとなるのでしょうか?そもそも「等しく負うべき痛み」なのでしょうか?また、「弱いもの」だけを襲う「痛み」とはならないのでしょうか?その対策はどのように考えているのでしょうか?まだ具体的なメッセージが、国民には届いていないように思えます。

 そこで、今回の「朝まで生テレビ!」では、ささやかれる「9月危機」を目前に、小泉改革が私たちの生活にどのような影響を及ぼすのか?議論を通じて改革の行方を探りながら、その実態に迫ってみたいと思います。

=Panelist=

司会進行 :田原総一朗
進 行 : 渡辺宜嗣・丸川珠代

パネリスト:
根本 匠 (自民党・衆議院議員)
山本 幸三 (自民党・衆議院議員)
大村 秀章 (自民党・衆議院議員)
枝野 幸男 (民主党・衆議院議員)
古川 元久 (民主党・衆議院議員)

金子 勝 (慶応大学経済学部教授)
島田 晴雄 (慶応大学経済学部教授)
白石 真澄 (ニッセイ基礎研究所主任研究員)
ピーター・ランダース (「ウォ−ル・ストリート・ジャーナル」特派員)
松原 聡 (東洋大学教授)
水野 隆徳 (エコノミスト)
森永 卓郎 (三和総合研究所主任研究員)


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