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『激論!日本の“国民教育”』
=二十一世紀に求められる教育とは……=


戦後教育の見直しが言われるようになって久しく経ちますが、ここにきて「学校教 育」のみならず、「家庭教育」「地域教育」などの崩壊がより大きな問題となりつつ あるという指摘がされています。確かに、生活を基軸にした「家庭教育」や「地域に 於ける教育」は、制度化こそされてはこなかったものの、人間形成において決して看 過されてはいけない大切な「教育」であり、その崩壊は社会の基盤をゆるがせにする 大きな問題、いわば「国民的課題」であると言うことは間違いないでしょう。

この「国民的課題」に対処すべく、故小渕前総理が自ら音頭をとって主宰したのが 「教育改革国民会議」です。小渕総理亡きあと、そのまま現森首相の諮問機関とし て、今日に引き継がれたこの「国民会議」が、先月末に3つの分科会がそれぞれ報告 をまとめました。
中でも、第1分科会の報告では、「家庭教育」から「地域教育」「学校教育」に至 るまで、広範な「教育」に対する提言がなされ、「奉仕活動の義務化」などの提案 は、既に世間でも議論の的になりつつあります。また、その報告の最後では教育基本 法の「改正」についても具体的に触れ、「戦後教育の原点にまで遡って、教育の在り 方を再検討する」としています。
しかし、森首相の「神の国」発言や、「教育勅語」に対する評価などを見聞きする 限り、政府が取り組もうとしている「教育改革」というものに、懸念の声が上がって いるのも事実です。一方、東京都は石原知事が子供に対して生きていく上での当然の 心得を伝える「心の東京革命」を進める行動プランを発表しました。
果たしてこれらの「教育改革」は、本当に「21世紀を生き抜くために新たな日本 人たち」を「教え」「育む」ためのものとなるのか?それとも、ただ単に来た道を引 き返すものになるのか?その行く末には、国民一人一人が注視していることでしょ う。

そこで、今回の「朝まで生テレビ!」では、あえて「国民教育」という言葉を使 い、「学校教育」に限らず、「家庭」や「地域」の教育、そして「国家」と「国民」 にとっての教育など、教育を広義に捉え、様々な立場の方々と多角的に論じてみたい と思います。





=Panelist=

司会進行 :田原総一朗

進 行 : 渡辺宜嗣・丸川珠代

パネリスト:

 大谷昭宏   ジャーナリスト
 河上亮一   教育改革国民会議メンバー,公立中学校教諭
 草野 厚   慶應大学教授
 坂井三郎   著述業,元海軍中尉
 栄 陽子   国際教育評論家
 高市早苗   自民党・衆議院議員
 武見敬三   自民党・参議院議員
 田中康夫   作家
 寺脇 研   文部省政策課長
 原 陽子   社民党・衆議院議員
 保坂展人   社民党・衆議院議員
 和田秀樹   精神科医

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