■4月のテーマ・パネリスト | |
『激論!日本国憲法?!』 =禁断の呪縛を解かれるか……= |
+ + 日本国憲法については、その誕生間もないころから、すでに「改憲」を含めた議論 の対象となってきました。特に交戦権を放棄した「第九条」は、冷戦時代から今日に 至るまで、様々な局面で憲法論議の主役であったと言っていいでしょう。また、月日 を経るに従って、時代にそぐわない部分なども指摘されるようになり、今では日本国 憲法については、「第九条」以外にも様々な問題点が指摘されてはいます。 しかし、今日の私たち日本と日本人の在り様を決定づけたと行っても過言ではない この「憲法」が、「改正」されたことは今日まで一度もありません。それは、「手続 きの困難さ」「国民が支持し、国民の間に浸透している」「アメリカへの気兼ね」な ど指摘されるいくつかの原因もさることながら、様々な思惑から政治が「改正」の一 線を超えることができなかった、超えようとしなかった、という側面もあります。 ところが、ここにきて先の国会で衆参両院において「憲法調査会」が設置され、前 提なし、タブーなしの議論をこれから行ってゆこうと言うことになりました。また、 最近の読売新聞の世論調査によれば、憲法改正に賛成が60%に達し、反対の27% を大きく上回り、3年連続で改憲支持の割合が増加の傾向していると伝えています。 このような状況みれば、いよいよ日本国憲法の改正の機運が高まってきたとも観るこ とができます。 しかし、「解釈」を変えることで幾多の困難を乗り越えてきた日本国憲法が、いま あえて「改正」への動きをみせているということの背景には、一体どのような要因が あるのでしょうか? 憲法調査会でのやりとりなどを見ると、少なくともいま巻起 こっている「改憲機運」が、「第九条」を軸とした以前からの「憲法論議」とは、微 妙に違ったニュアンスを醸し出しているようです。既に「改憲の是非」から「何をど う変えるか」という方向に議論が進んでいるむきも感じられ、旧来の「憲法論議」の 在り方とは別の議論の在り方が求められているのかも知れません。 そこで、今回の「朝まで生テレビ!」では、国民、国家の理念の集約とも言える憲 法をどうするのか?しないのか?新たな時代の「憲法論議」の在り方も含め、日本国 憲法について徹底討論してみたいと思います。 + |
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=Panelist= 司会進行 :田原総一朗 進 行 : 渡辺宜嗣・丸川珠代 パネリスト: 石川 好 作家 姜 尚中 東京大学教授<政治学> 小林 節 慶應大学教授<憲法学> 高野 孟 ニュースレター「インサイダー」編集長 西原博史 早稲田大学教授<憲法学> 西部 邁 月刊誌「発言者」主幹 平沢勝栄 自民党・衆議院議員 魚住裕一郎 公明党・参議院議員 浅尾慶一郎 民主党・参議院議員 平野貞夫 自由党・参議院議員 小泉親司 日本共産党・参議院議員 辻元清美 社民党・衆議院議員 + |
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