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  Reported by 川島 淳


本来であれば、
学生生活最後の思いで作りにラストスパートを掛けているはずの2月中旬。
テレビ朝日には、まだ着慣れないスーツに身を包んだ精鋭が揃い、
毎年恒例の『ANN系列新人アナウンサー』が2週間に渡って行われました。
ほとんどの研修生が入社と同時に、
それぞれ各局の一線級としての活躍を求められているため、
入社を待たず行われるこの研修。



ピンと伸びた背筋に緊張感が溢れます 

その内容は、一言で表すと『スパルタ』です。
通常テレビ朝日で数ヶ月かけて行う新人研修の内容を、
実質10日間に盛り込んでいるのですから、
研修生にとってはかつてないほどの厳しく、
濃密な時間になったことは間違いありません。


厳しくも温かく研修生を見守った、
研修責任者、テレビ朝日松苗アナウンス部長


研修幹事長は今年も吉澤アナ。
社会人としての心構えから指導。


研修チーフ 川瀬アナ。
元アスク校長からはより実践的なアドバイスを!


スポーツ実況で活躍する吉野アナ


そしてわたくし。
3年連続幹事を務めました川島です。

初めて受ける本格的なボイストレーニング、
そして毎朝、自主的に行った発声練習。
どうしても「お腹から」声が出ない、多くの研修生が試行錯誤を繰り返しました。


今年も新人研修は和田麻里先生の発声練習からスタート!

ニュースを「読む」では無く「伝える」ことの難しさ。
ワイドスクランブルや昼ニュースの見学、
さらには報道現場のトップを招いての講義、
実際のスタジオでのカメラ・音声研修を経て、
徐々にアナウンサーという仕事のイメージを掴んでいきました。


口を大きく縦に開けて!
まさに口で言うほど簡単じゃありません

2週目からは、インタビューや情景描写など、より実践的な研修へ。
袋小路に入りかけた研修生たちに、
年代の近い若手アナウンサーから、仕事にあたる上での心構えなど
アドバイスも行いました。


アドバイスは一言一句聞き漏らさない!


合評会。
卒業リポートは、大型スクリーンを使い全員で論評。

そして迎えた「卒業リポート」
一般の方も出入り自由のテレビ朝日一階アトリウム内で、
しかも実際の放送と全く同じように中継クルーによる本番形式のリポート。
緊張しないはずがありません。
おそらく納得のいくリポートを出来た人は
一人もいなかったかもしれませんが、
この研修では「出来ない自分を知ること」も目的のひとつ。
これから迎える実戦に向けて最高のリハーサルになったことは間違いありません。


研修幹事からは厳しいコメントも。
全てが明日への糧です


閉校式。
今にも泣き出しそうな研修生たち。

それでは2週間の研修を終え、
間違いなく一回りもふた回りも大きくなった、
新しいメンバーをご紹介しましょう!


 
HTB 北海道テレビ放送(株)
依田英将


「自然に伝えるってなんだろう…」自問自答を繰り返す日々。
時に自分が嫌になり、情けなくなりました。
自分とじっくり向き合うことができました。仲間の愛に幾度となく助けられました。
10日間で得た「財産」を元に、北の大地で大きく羽ばたきたいと思います。



HTB 北海道テレビ放送(株)
菊地友弘

研修前は「立派に見られたい」いう自分中心の考えしかできていませんでしたが、
今は「相手の側に立った伝え手になるためにはどうすべきか」
と常に考えるようになりました。
報道でもスポーツでも心ある言動のできるアナウンサーを
目指していきたいと思います。



ABA 青森朝日放送(株)
木邨将太


研修では基礎的な部分から自分の至らない点を指導して頂きました。
10日間という短い期間でありましたが、
とても内容が濃く充実した10日間になりました。
この研修で学んだことを活かしてこれからアナウンサー、
そして社会人として頑張りたいと思います!



AAB 秋田朝日放送(株)
後藤明日香


ずっと使ってきた日本語。話せて、使えて当然なはずなのに・・・。
こんなに「言葉で伝えること」が難しいことだと思っていませんでした。
研修で学んだたくさんのことを忘れず、プロの伝え手として、
心に届くアナウンスができるよう、精一杯頑張ります!!



AAB 秋田朝日放送(株)
緑川貴士

アナウンサーといえど一人の社会人。
アナウンスの基本的な技術習得を目標にした研修でしたが、
社会人として人との付き合い方も学ぶことができました。
伝える仕事に就く上で、根本的なことを学んだ気がします。
初心を忘れずに仕事をしていきたいと思います。



AAB 秋田朝日放送(株)
手島千尋


21名の大切な仲間に支えられた2週間でした。
今まで、いかに言葉を大切に使っていなかったか。
自分の甘さに気づかされる毎日でした。
何も出来ない自分が悔しくて泣いた最終日。この思いは忘れません。
責任を持ち、1日を大切に、一人前のアナウンサーになれる様、
地道に一歩ずつ歩んでいきます。



KHB (株)東日本放送
内田敦子

研修中は自分の未熟さと向き合い続けました。
特に、「伝える」ために大切な「思いやり」とは何か、深く熱く考えました。
失敗を重ねて悩んだ日々を大切にします。
そして、言葉を愛することを決して忘れない、そんなアナウンサーになりたいです。



KHB (株)東日本放送
若月貴代


出来ない自分と向き合った10日間。
緊張でずっと張り詰めていた10日間。
それでも、喋る事、伝える事、表現する事が何よりも好きだと実感した10日間。
自分らしさを大切に、心に届けるアナウンサーを目指します!



KFB (株)福島放送
内藤悠一

相手に分かりやすく伝えること。これが、私が研修で学んだことです。
腹の底から声を出すことも、口を縦に空けて聞き取りやすく発音することも、
声を前に飛ばすように意識することも、全ては伝えるための手段。
『伝えられる』アナウンサーを目指します。>



KFB (株)福島放送
安藤桂子

この2週間は、アナウンサーの役割から、
発声・発音などの基礎力のつけ方などを幅広く教えていただき、
泣いたり笑ったりの毎日があっという間に過ぎていきました。
これから、感動を持って何かを伝えられる人間くさいアナウンサーとして
頑張ります!



KFB (株)福島放送
石垣英輔

「アナウンサーとしてあるべき話し方」を自分で作り、
その姿を体現できているかどうかばかりを気にしていた自分に気付かされた。
技術も重要だが、一番は「伝える」ということ。
不器用でも自分らしく情報を伝えられるように、今後も発声練習に努めていきたい。



ABN 長野朝日放送(株)
山岡秀喜

「マジョリティが何を思うか考えろ。」「常に人に視られている職業」
「気持ちに余裕がない時こそ、礼儀を大事に…」
先輩方の一語一語が刺激的で、アナウンス技術以上に、
社会人として、テレビマンとして自分の未熟さを痛感しました。
日々是精進あるのみです!



FBC 福井放送(株)
中山裕子

今までにないくらい自分と向き合いました。
研修後は、今まで以上に仕事が面白くなりました。
もっと表現力や知識を養い、
見ている人の気持ちを客観的に考えられるアナウンサーになれるよう、
逆算して今やらなければならない訓練を続けていきます。



NBN 名古屋テレビ放送(株)
井上裕衣


できない自分がこれほど悔しいと思ったことはありません。
期間中に大きな前進はできませんでしたが、
弱点とたくさん向きあい、今後への多くの課題が明確になった10日間でした。
自分の言葉で何を伝えたいかを念頭に置き、
真っ直ぐな姿勢で取り組んでいきます。



KBC 九州朝日放送(株)
工藤 悟

不安いっぱいで挑んだ研修。
自分の無力さに涙し、
寝る間も惜しんで24時間アナウンスのことを考えた10日間でした。
アナウンサーとしてだけではなく、一社会人としての心構えも教わりました。
講師の方々の言葉を胸に一生懸命な気持ちを忘れず、
これからも頑張って素敵なアナウンサーになります!



KBC 九州朝日放送(株)
細谷めぐみ

何一つ満足にできることがなく、自身の甘さを痛感したこの10日間。
技術以外の面でも、多くのことを教わりました。
アナウンサーとして、そして一人の人間としてどうあるべきか。
講師の方々の言葉を心に刻み、「人々に愛されるアナウンサー」を目指します!



NCC 長崎文化放送(株)
小西沙季

研修は人生で一番自分と向き合った期間でした。
出来ない自分、そして大きな壁にぶつかり何度もくじけそうになりました。
しかし、この壁をあきらめずに乗り越えていきます。
そして、大好きな地元、長崎で
視聴者に信頼していただけるアナウンサーを目指します!



KKB (株)鹿児島放送
鈴木理加


研修で痛感したのは人に何かを「自然に伝える」ことの難しさでした。
独りよがりではそれをすることは決して出来ません。
常に相手のことを考えられる人でいたい。
素直に、謙虚に、一生懸命!をモットーに、
「伝える」ことの上手なアナウンサーになりたいです。



学んだことを一言一句、丁寧に書き記したそれぞれの「研修ノート」は
これからの自分たちにとって唯一無二の「教科書」になったはず。


毎日睡眠時間を削って書き記した研修ノート。
自分専用の教科書です


18名の今後の活躍にご期待ください!!

      
☆過去のANN系列新人アナウンサー研修の模様はこちら☆
2008年度
2007年度
2006年度
2005年度
2004年度フォローアップ研修
2003年度
 
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