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reported by  
  宮嶋泰子
7月20日 フリールーティーンコンビネーション

前回のバルセロナの世界水泳からシンクロナイズドスイミングに新しい種目が加わりました。フリールーティーンコンビネーションです。
最大10名で行い、5分のプログラムでソロが一人か二人、デュエットは一組か二組が出なければならず、チームは最低2分なければならない。最低3パートで構成しなければならず、6パートを超えてはならない。(5回交代まで)・・・
ということですが、おわかりになりますか?

要するに5分間の間に、チーム、デュエット、チームの演技を交代交代にやっていくものなのです。エンターテイメント要素がたっぷり盛り込まれ、見ている人にはとても楽しいものです。

オリンピック種目ではないということで、前回ロシアが出場せず、「ライオンキング」を演じた日本が金メダルを獲得しました。今回はロシアも、もちろんスペインも出場。
メダルの行方は?そしてその色は? 気になるところです。

ところで、北朝鮮ウォッチャーと化した宮嶋には驚くべきことがありました。
なんと、このフリールーティーンコンビネーションで北朝鮮が、決勝の12カ国に残ることが出来たのです。
初出場の世界水泳で、決勝進出は快挙。

それではしばし北朝鮮の演技をご堪能ください。
 
初めての決勝進出・北朝鮮
北朝鮮いよいよスタート
陸上動作のポーズも決まっています
のびのびと演技
さすがお得意のリフト
コンビネーションでソロを受け持つワン選手
しっかりとしまった足先
お得意の笑顔
デュエットパートのキム&キム
技術もなかなかです
色とりどりの水着が映えます

いかがでしたか。この色とりどりの水着。FRCでは出場する選手全員が同じ水着を着る必要がないんです。なかなかのうつくしさですね。

国際水泳連盟のシンクロナイズドスイミングテクニカル委員会の皆さんも「今回の世界水泳のシンクロにおいての最大のサプライズね」とおっしゃっていました。

さてさて、話を日本に移しましょう。

FRCの面白さは、意外な人のソロやデュエットが見られること。
体の柔らかい北尾かなちゃんがソロで足先を背中から頭につけて演技をすると、会場からほおっとため息が漏れてきました。
普段は決して見られない小村と川島のんちゃんのデュエットパートがあったり・・・
シンクロ選手たちの潜在能力が一気に爆発するもの、それがFRCなのです。

引退したメダリスト武田美保さんが「私も一度はFRCやってみたかった」と言っていました。タケのソロが結構お気に入りだった私としても、見てみたかったです。

剣の舞にあわせて・・
小村・川島のデュエットパート
独特の味を出す北尾選手
軟体・北尾佳奈子選手のソロパート
 
日本チームのびのびと泳ぎます

さて、新生ジャパンで面白いなあとおもったのが、団結力を高める儀式。
試合前みんなで円陣を組み、手を合わせ、心を一つにして叫ぶのです。
「苦しいのはみんな一緒。がんばろうね」そんな感じなんでしょうか。
試合後も同様です。
なんだか体育会系の乗りですね。
音頭を取る絵美子さんはさしずめ大親分?

前回は金メダルを獲得した日本ですが、ロシアが出てきて、ポクロフスカヤコーチが作品を作ると、これには歯が立ちませんでした。

金メダル・ロシア
銀メダル・日本
銅メダル・スペイン


FRCでは、シンクロの楽しさを満喫させてくれた選手たちに感謝。

さて、結果はこちらでじっくりとご覧くださいませ。
http://www.omegatiming.com/synchro/racearchives/montreal2005/F73_Results_FRC_Free_Routine_Final.pdf

    
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