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Reported
by
宮嶋泰子 |
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7月15日は暑くて長い一日でした。
34組が出場しているデュエットの予選フリールーティーンが行われ、さらに午後からは21カ国が参加しているチームの予選演技が行われました。
日本のデュエット国際審判員の前に初お目見え。
昨夜は日本チームの宿舎を、振り付けを担当したステファン・メルモン氏が訪れ、最後の振り付けのチェックを行いました。
「審判の得点はどうにならないから、君たちは観客に向って演技をしなさい!」そうアドバイスしたステファンさん。
日本は31番目の演技。
不思議なことが起こりました。場内がシーンとしたのです。
それまでの騒々しいキャンキャンした曲が流れていたときとは全く違う世界がそこに登場したのです。
私は見ていて鳥肌が立ちました。
それほど演技はよかったと思います。
止まっては動き、止まっては動きしながらあわせていく従来のシンクロではなく、止まらずに、流れるような動きの中で二人を合わせていく、究極のシンクロへの挑戦です。
初めて見る人には何が良いのかわからないのかもしれません。
でも、今までのプロセスを見てきたものにとっては、彼らの動きと一緒に、こちらまで体を動かしてしまうほどのメリハリが利いた、素敵なフリールティーンでした
と、勿体ばかりつけてすみません。
早く得点が知りたいですよね。
T.M. |
9.7 |
9.8 |
9.7 |
9.8 |
9.8 |
A.I. |
9.8 |
9.9 |
9.9 |
9.7 |
9.7 |
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そして宿敵ロシアのエルマコワとダビドワの二人。
こちらは合いかわらずのリズムに乗っての細かな動きのシンクロ。
T.M. |
9.9 |
9.9 |
9.9 |
9.9 |
9.9 |
A.I. |
9.9 |
10 |
9.8 |
9.8 |
9.9 |
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※ジャッジ構成 |
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T.M.
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1審ニュージーランド |
2審カナダ |
3審ドイツ |
4審スペイン |
5審イタリア |
A.I.
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1審スイス
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2審ロシア |
3審日本 |
4審コロンビア |
5審ブラジル |
現在のところこのデュエット対決はロシアがリード、決勝での対決が面白くなってきました。
決勝での対決が面白くなってきたのはデュエットだけではありません。
前日、テクニカルルーティーンで、オリンピック世界選手権を通じて初めてトップに立った日本のチーム。
この日は予選のフリールーティーンでロシアと対決です。
またくじ運が悪く、日本が3番目に演技で、ロシアは20番目に演技。
楽しいおもちゃ箱をひっくり返したようなレビューのような演技の日本チーム。
今日はどうしたことか、にところどころミスが出てちょっと惜しいことをしました。
T.M. |
9.8 |
9.8 |
9.8 |
9.7 |
9.8 |
A.I. |
9.8 |
9.6 |
9.8 |
9.8 |
9.9 |
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昨日のテクニカルとあわせて
98.500
一方のロシアは「めぐり合う時間」のミステリアスな曲にのって演技をします。
T.M. |
9.8 |
9.9 |
10 |
9.9 |
9.9 |
A.I. |
9.8 |
9.6 |
9.8 |
9.8 |
9.9 |
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昨日のテクニカルとあわせて
98.167
日本が昨日まではリードしていたのですが、今日それがひっくり返されてしまいました。
その差は0.333
決勝でパーフェクトな演技をすれば、日本にはまだ金メダルの可能性があります。
がんばっていきましょう!
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