Reported by 宮嶋泰子

いやあ、もう今私はとっても興奮しています。
日本がロシアの得点を上回って現在トップに立っているのです。
なんと言っても、シンクロナイズドスイミングで現在のルールになってから、テクニカルルーティーンの段階で、一位になったのはオリンピック世界選手権を通じて初めてのことなのです。

三味線の小気味良い響きの中できびきびと動きを合わせる選手たち。
昨日まで流れが日本に悪かったことを受けて、井村コーチは「この流れを変えるのは自分たち。自分で9．9を取ってきなさい」とはっぱをかけたそうです。
これでもかと続く日本の足技、美しく形を変えながらさらに時間差で脚を合わせるという目を見張るような演技。バルセロナの観客は大いに沸きました。
こんな沸き方は地元スペインでもないほどです。

今回もくじ運が悪く、日本は8番目、ロシアが19番目の演技順です。
19番目に演技をしたロシアは、「めぐりあう時」のスリリングなテーマ曲にのって演技をしていますが、どうも切れもなく、面白みもないまま演技終了。
その割には名前で得点が出て、観客から「得点が高すぎる」とブーイングが起こるほどでした。

今回日本のフリールーティーンはおもちゃ箱をひっくり返したようなとても楽しいものです。
バルセロナの観客はきっと大喜びすると思います。人を楽しませることが大好きな井村ワールド全開です。

これは本当に期待できますよ。日本初のチームでの金メダル。期待しましょう！！