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7月11日--デデューの写真集が発売されました!
Reported by 宮嶋泰子
ビルジニー・デデュー選手をご存知ですか?
シンクロナイズドスイミング、ソロで今、最も輝いている選手です。
フランスが生んだ水のミューズといってもいいでしょう。
そのデデュー選手の写真集が集英社から発売されました。
プレイボーイにも一部掲載されていたようですので、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。
それにしてもシンクロナイズドスイミングの選手の写真集が出るなんて、前代未聞。
シンクロの取材を二十数年している私も初耳です!
えっ?きっといやらしい写真集だろうって?
いえいえ!女性が見てもうっとりするくらい素敵なんですね、これが!

デデューの写真集が出ました。

ビルジニー・デデュー
現在パリでインテリアデザインを勉強している学生にして、シンクロナイズドスイミングのソロの女王。
とにかくその演技の創造性は群を抜いています。
そしてその美しさ。
外見的なものだけではなく、内面もとても魅力的な女性なのです。

シンクロナイズドスイミングの選手と言えばそのほとんどが、ノーズクリップ(鼻栓)をしていますが、デデュー選手はそのノーズクリップをせずに演技ができる珍しい選手です。幼児のときからベビースイミングで水の中にいたせいか、水の中に入ると、自動的に何かが閉じられる様な感じで、水が入ってこないんだそうです。
デデュー自身は「赤ちゃんの時はみんなお母さんのおなかの中で水に中に浮いているのよ」と言っていましたけれど、本当に不思議ですよね。日本の選手に聞いてみると、逆さまになってくるくる回転をするスピンのときなど、ノーズクリップが取れたりすると水が鼻からグワーと入ってきて、パニック状態になるんだそうです。
その痛いこと、つらいこと夥しいそうです。皆さんも是非、この夏は一度プールで逆立ちをしてお試しになってはいかが?
デデュー選手の演技は、とても魅力的です。
水の中で演技をしているということを忘れてしまうほど、劇的なのです。
おととしの福岡世界水泳2001では自由奔放な「黒猫」を演じました。去年はムーランルージュの曲に乗って、女性の持つ娼婦性とマリア性を演じわけ、見るものをぞくぞくさせました。今こうして原稿を書きながらもその演技を思い出し、鳥肌が立っている私です。そして今年は彫刻家カミーユ・クローデールをテーマに選び、ロダンとの恋、創作への情熱と精神を病んでいくその過程を演じていくのです。本当に見事です。デデューの演じるカミーユの表情、伸びやかな演技、それはこれまでのシンクロにはなかったものです。
ぐいぐいひきつけられて、デデューワールドへワープしてしまう心地よさ、是非皆さんも世界水泳で体験してみてください。

そうそう、写真集ですが、鍛えられた肉体というのは、これほど美しくセクシーなのかとため息が出てしまうほどです。お値段は2800円。

写真集の末尾にデデューについて私宮嶋がコメントを載せております。あわせてご覧いただければ幸いです。

知性があって美しい肉体を持ち
女性から見ても本当にうらやましい限り!

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