国
吉
伸
洋 |
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とにもかくにも一番大事なのは“あいさつ”。 |
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川
島
淳 |
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そう、キャンプ取材っていうのは、あいさつ回りも兼ねているから。最初って、それだけで話すきっかけが生まれるから、まずはあいさで選手に話しかける。 |
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はい、あいさつはきっちりします! |
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安
西
陽
太 |
国
吉
伸
洋 |
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きっかけは大切にね。最初が肝心というか、その時に何が出来るかが勝負なんだよ。一度「初めまして」とあいさつをすると、ニ度とその言葉は使えない。さらにその後「あの人はどなたでしたっけ?」というのも出来ない。最初は知らない人ばかりだけれど、本当に集中しないと…。 |
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川
島
淳 |
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といってもあまり緊張してたら話も出来ないしね。松坂選手なんかは年が近いから実は話しやすいんだよ。三十代後半とかの大ベテランになるとなかなか相手にしてもらえないからね。まあ、ルーキーが一番いいよね。とっつきやすいというか、入り込みやすいかな。大卒だったら、一つしか違わないし。高校生だったら年下だし。喋りかけやすいでしょ? |
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そうですね、勇気を出して声をかけてみます! |
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河
野
明
子 |
川
島
淳 |
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そしてその後だからね、面白いのは。例えば生まれた年や、出身地など、なにか自分と共通するところを見つける。そうすると自然と親近感がお互いに沸いてきていい関係が築けると思うよ。選手に対して、応援しているチームに対して思い入れがあってこそ、実況にも心がこもる。泣いちゃうぐらい感情移入できるようになればいいね。 |
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ん〜、私も(ラクロスの)選手だからわかる気がします。
そういった取材の積み重ねが実況に活きるんですね。 |
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河
野
明
子 |
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取材で必要なものって何ですか? |
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安
西
陽
太 |
国
吉
伸
洋 |
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まず、メモ帳をね、一冊。 |
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川
島
淳 |
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国吉さんのように、メモ帳にメモができれば、パーフェクト。 |
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〜国吉アナウンサー、メモ帳を取り出す〜 |
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あ〜っ、小さい! |
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河
野
明
子 |
川
島
淳 |
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あのね、それだけで驚いちゃいけないんだよ。中を見てごらん。 |
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〜メモ帳を開く〜 |
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…(絶句)! |
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安
西
陽
太 |
川
島
淳 |
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メモっていうのは、殴り書きが普通だけど、国吉さんはこれを見ながら実況できるんだから。 |
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すご〜い。 |
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河
野
明
子 |
川
島
淳 |
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オープン戦の時とか、ピッってメモを見ながら実況するんですよ。
監督とか、選手のことを、楷書で書いてあるんだよ。 |
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国
吉
伸
洋 |
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でもね、こういうのはやめろって、かつてある解説者から言われたの。 |
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どうしてですか? |
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河
野
明
子 |
国
吉
伸
洋 |
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頭の中で全部覚えろって。 |
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え〜っ。 |
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河
野
明
子 |
国
吉
伸
洋 |
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メモはするなって。でも別の解説者には、逐一全部メモしろって言われたり。 |
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川
島
淳 |
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ただ、一回書いてからじゃないと、頭の中には入らないですよ。 |
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国
吉
伸
洋 |
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だからもしかして実況で使えるようなネタだったら書いておかないと後々忘れちゃうからね。 |
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僕も国吉さんのように楷書でメモが書けるようにします! |
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安
西
陽
太 |
川
島
淳 |
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おまえはまだ無理だな。(笑) |
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