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 放送研究会出身者は基礎力が違う?



下平さやか

でもそうしたら、それだけ学生時代に基礎練習をやっていると会社に入った時の研修は楽だったんじゃないですか?



寺崎貴司

いや、全然楽じゃないよ。全部崩されるでしょ。



吉澤一彦

一回全部取り払われて、ゼロからスタートだからね。
ただ、僕らの同期っていうのは、ナベ(渡辺宜嗣アナ)が明治大学放送研究会、それと、古舘(伊知郎アナ)は…違うんだけど、徳光さんに憧れてるとかそういうので非常に興味を持っていた。佐々木(アナ)は落語研究会だから、最初からなんか、ちょっと出来てたかな、っていうのは印象にある。



下平さやか

宮嶋さんもどこかにはいっていらっしゃったんですか?



吉澤一彦

「テアトルエコー」。いわゆる劇団をやってたでしょ。
あと同期では、今はフリーでやってる中里(雅子アナ)さんは、早稲田大学の放送研究会。



進藤潤耶

凄いですね。



吉澤一彦

そうだね。でもその頃はそれが当たり前のルートだった。放送研究会からアナウンサー。だから、「アナウンサーになりたい」とまず思ったら、やっぱり大学のサークル活動くらいからその道を歩み始めていたわけ。予選としてね。当時は。



下平さやか

そういう4年間を過ごしてきた人と、そうでない人だと、やっぱり一度ゼロに戻ったりしたことは最初にあっても、かなり力が違いますよね?声量ひとつとっても違いますよね。
ぶっちゃけて、そういう経験がない後輩を見て、どう思います?



吉澤一彦

あんまり感じないんだけどな。逆に、僕らはそれこそもう管理職になって、学生を選ぶ側、いわゆる試験官をやるようになっているわけだけれど、そうすると、放送研究会に入っていようが、アナウンス学校に行っていようが、あるいは体育会ゴルフ部に入っていようが、関係ないわけ。横一線でしか見てないから。それこそ、綺麗な声、あるいは、すごく魅力のあるキャラクター、そういうものをまず見る。
あっ放送研究会に入っているから、良いな、悪いなっていう意識は全くない。むしろ、凄く意欲があるなとか、希望があるなとか、そういうものの方が大切なんじゃないかなあ。



下平さやか

私は、先輩でそういう経験のある方って、研究会に入ってたとかどうかって言うんじゃないんですけど、やっぱり自分がその年になっても追い抜けないような気がするんですよ。
例えば、今の寺崎さんの年齢に私がなるでしょ?その時に、寺崎さんの力を抜けてない気がするんですよ。



上山千穂

ありますよね、それは。なんでしょうね。
なんか基礎的なものが、まだ固まってなくて、ゲル状みたいで。ドーンとしているものの上に積み上げていくものではなくて…。
そういう不安っていうのはありますね。

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