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2014/4/24 『「プレッシャー」や「緊張」、どうはね飛ばす??アナウンサーの克服法!』

4月、新年度が始まり、
ちょっと落ち着いてきたころでしょうか?
私の担当する「報道ステーション」では、
青山アナがスポーツキャスター、そして林アナがお天気キャスターとして
デビューを果たしました。
私自身が新たなことにチャレンジしているわけでもないのに、
取り巻く環境がガラッと変わるだけでいっしょにドキドキして
一週目はなんだかどっと疲れてしまいました(笑)。
自己紹介ラッシュがあったり、
初挑戦に熱くなったりどきどきしたり、
新入生、新入社員からの視線に身を正したり…。
新生活がスタートした、という方はもちろん、
これまでと特に変わらないという方も、
新年度は何かと「緊張」や「プレッシャー」がつきもの。

そんな今月のQ&Aは、こちらです!

プレッシャーや緊張、どうはね飛ばす??

考えてみれば人目に触れることの多い立場であるアナウンサーは
あらゆる仕事が緊張の連続、プレッシャーの連続だったりします。
ここぞ!という大事な場面を、
アナウンサーはどのように乗り越えているんでしょうか?
聞いてみましょう!

まずは、かつては
豪華なゲストをお招きする「ミュージックステーション」で
毎週生放送をこなし、
最近はオリンピックなど、大型スポーツイベントの司会を
担当することの多いこの方。
竹内由恵アナウンサー!

生放送や多くの芸人さんが出演しているバラエティー番組の収録が始まる直前は、
今でもとても緊張します。
そんな時、私がすることは、
一度落ち着いて、深呼吸をしてから、胸を張って臨むことです。
そうすると「いつでもこい!」と、不思議なくらい気持ちが軽くなります。
とってもシンプルで簡単ですが、一番効果があるなと思います。

あとは、以前番組で共演していた福山雅治さんが
自分をよく見せようとするから緊張する。背伸びしないでいいんだ。
とおっしゃっていました。
私自身、テレビの中では、できるだけ着飾らない素直な自分でありたいと思っています。
実際そのほうが緊張しないですし、観ている人も気持ちよく感じることができるのではないでしょうか。

新生活を送っている皆さん!がんばってください!!


「自分をよく見せようとするから緊張する」、
とても大事な指摘ですよね。
実は「報ステ」のメインMC、古舘伊知郎さんにも、
同じことを常々言っていただいているんです。
うまくやろう!ではなくて、私らしくあろう。
そんな風に自分に言い聞かせながら、
私自身もオンエアに臨んでいます。

でも、着飾らない自分でいることって、
実は上手くやろうとするよりもある意味自信や思い切りが必要だし、
やっぱり難しかったりしますよね。
そんな時どうしたらいいのか??
この方のプレッシャーや緊張の克服法は、
そのひとつのヒントになるかもしれません!
いつも堂々とした佇まいが印象的な、
矢島悠子アナウンサー!

プレッシャーに打ち勝つには…!
できる限りの準備をすること
これからインタビューをする人、話題などに関して
出来得る範囲で精いっぱい資料集めをします。

ちなみに
石原裕次郎さんの追悼記念のイベントの際には
1週間前から、裕次郎さんの映画を
毎日1本ずつ観ていました。
以来、すっかり大ファンに…♪
当時の映画を観ずして「昭和の大スター」を伝えられない
というのが実感出来ました。

あの…どんな事象であっても
自分との接点がゼロってことは
ほとんどないものだなぁと、
いつも驚きます。

「あ、これは昔クラスが同じだった●●さんの好きだった〇〇だな」
なんてことまで含めると、
自分と今まで関わったことが1ミリもない事象というのは
ないと言ってもいいかもしれません…。

そんな小さな共通点を見出しては
「決して遠い存在ではないんだよね」と
思いを改めて、そこにむかって興味を持つようにしています。
興味を持つことこそが、準備のポイントだと思うんです。

最近は以前より中継の機会なども増えていて
限られた時間の中で
力を発揮しなければならないというプレッシャーがあり
時折負けそうになってしまいますが

「ここまで調べたんだから大丈夫だ!」と思ったり
「この話題はテレビを見ている多くの人へと
つながっている話題なのだ!」と思うと
無駄なプレッシャーから解放されて
だいぶ思いがほぐれてきますよ。


出来る限りの準備…。
大変な作業ではありますが、
パフォーマンスを上げるにはやっぱりこれが一番です。

私の場合、1年目から「サンデープロジェクト」という
田原総一朗さんの政治討論番組を担当していたんですが、
田原さんから
「小川さん、どう!?」といきなり政治や経済のテーマで
感想を聞かれると、もう毛穴という毛穴がどどっと冷たい汗が
吹き出るような緊張感でした。
何を喋っていいのかわからない。というか、
目の前にいる人たちが何を討論しているのかが
実は全く分かっていない。
そんな状況だったんです。(笑)
でも自分なりにがむしゃらに勉強を始め、
なんとなく話しについていけるようになってくると、
ちょっと意見してみたい、聞いてみたいことも溢れてきて、
「いま!田原さん、いま!」
と、むしろ「どう!?」を待っている自分がいる時もありました。

思えば就職活動の時もそうだったなぁ。
どんな質問が飛んでくるか、最初はドキドキでした。でも、
過去のアルバムや日記、ノートなどを観返して、
趣味として挙げられるものの何に興味を持ったのか、
自分はどうしてこういう人間になったのか…などなど、
徹底して「伝えたいもの」、つまり「自分自身」を調べ上げはじめると、
だんだんと試験でも堂々としていられるようになりました。

 

今何を伝えようとしているのか?
何のためにそこにいるのか?
準備をしっかりすると、「どんとこい!」と開き直れる。
「伝えたい」という思いが溢れる。
緊張している暇なんか、なくなります。

 

さて、最後に実際、この4月から新生活が始まった
この方にも聞いてみました。
青山愛アナウンサーは、どんなふうに
日々のプレッシャーに打ち勝ってますか?!

この春から「報道ステーション」のスポーツコーナーを担当しています。
新しいことに挑戦するとき、緊張しますよね・・・。
私もスポーツ初日は涙が出そうでした。
圧し掛かるプレッシャーにまだ上手く対応しきれていませんが、
私が心がけていることを少しご紹介します!

○気持ちをあげる
よく本番前に、鼻歌を歌っています。
周りのみなさんからは、「余裕だね~」と勘違いされてしまうのですが、
私の中では、自分を鼓舞する意味で歌うのです。
デビューしたてのころは、もっぱら「ドラえもん」。
ZARDさんの「負けないで」も定番ですね。
最近は、CMで流れている曲を口ずさむことが多いです。
落ち込んでいたり、悲しい気持ちでいると、上手くいくものも、いきません。
ここぞ!というときは、歌うに限ります!

○自分を許してあげること
「失敗したくない」「ちゃんとやりたい」と思っているから緊張するんですよね。
でも、先輩から、「失敗しても世界が終ってしまうわけではないよ」と言われたことがあります。
だから、どれほど準備をしても、どれほど大事な場面でも、
本番10秒前には必ず自分に唱えます。

「うまくやらなくても、大丈夫」

自分で自分をプレッシャーから外してあげることができたら、怖いものなしですね!

 

○オフを大事に
プレッシャーや緊張はずっと続きます。
だから、息切れしてしまわないために、
オフの時間こそ、大事にしたいなと思っています。
先日は、急に思い立って、京都に行ってきました。

桜を見て、着物を着て、おいしいものを食べて・・・。
体も気持ちも元気になりました!

新生活が始まったみなさん、上手くリフレッシュしながら、
一緒に頑張りましょう!


緊張を楽しく乗り越える、
そんなヒントにあふれていますね。
ちょっとした工夫で自分に暗示をかけられれば、
ガラリと違った世界が見えてくるかもしれません♪

読んで下さった皆さん、
参考になる克服法はありましたか??
憶せず前向きに!
新年度も、張り切っていきましょう!!


Q&Aコーナーでは、皆様からの素朴な質問を募集中です!
http://www.tv-asahi.co.jp/announcer/question/mail.html
こちらまで、気軽に送ってくださいね!

担当者

こんにちは!
いつも質問メールありがとうございます。
このQ&Aコーナーでは皆さんのご質問にズ・バ・リお答えします。番組のこと、テレビ局のこと、ニュースのこと、○○アナウンサーのこと、いろいろと皆さん疑問に感じていることに、テレビ朝日のアナウンサーが直接このコーナーでお答えします。皆さんからの質問をお待ちしています。なお、大下容子小川彩佳が責任を持って担当します。よろしくお願いします。

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